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業界ナビ:保育士を目指せる専門校の学費はいくら?学費支援の制度や専門校を選ぶポイントも解説

子ども好きの人のなかには、保育士の仕事に興味があっても、学費が高いというイメージで悩んでいる人もいるかもしれません。

奨学金について難しそうでよく分からないとあきらめてしまうのは、もったいないことです。また、学費を工面する方法はいくつかあります。

本記事では、専門校の選び方や、学費、学費支援制度を解説します。保育士の仕事に関心がある人は、参考にしてみてください。

保育士の専門校の学費はいくらかかる?

専門校の学費は、どれくらいかかるのでしょうか。学費の内訳は、入学金、授業料のほかに、実習や設備を利用する費用がかかります。なお入学金は1年目だけで、2年目からは授業料とその他費用のみになります。

保育士専門校(昼間)の学費は、初年度平均が100万円以上で、高額なところでは200万円近くになることもあります*1。

学費が高い学校は設備や実習、カリキュラムなど、その学校ならでは特徴的があるので、学費だけで選ぶのではなく、自分が学びたいことが学べる学校かどうか特徴をしっかり見ましょう。

*1出典:公益財団法人東京都専修学校各種学校協会「令和2年度 学生・生徒納付金調査」

保育士専門校の種類

保育士専門校は、昼間と夜間の学校があります。学べる内容や自分のライフスタイルに合わせて選択するのが良いでしょう。

学ぶ年数は2年と3年があります。保育専門校の場合は2年が多いですが、3年の過程では、保育士に加えて、心理や食育なども学びます。取得できる資格も異なり、学費も1年分多くかかってきます。

学び方の違いでは、通学と通信があります。通学の場合は学校に通い勉強をしますが、通信の場合は、学校に行くのは年に数回のみで、自主的に課題やレポートに取り組む必要があります。学校に通い集中して学びたい方やキャンパスライフを楽しみたい方は、通学を選ぶのがよいかもしれません。

活用できる学費の支援は?

年間100万円以上の学費がかかる保育の専門校ですが、学費の支払いをサポートする仕組みがあります。

学校独自の教育ローン

専門校によっては、金融機関と提携した教育ローンを導入しています。入学金や授業料などの学校へ支払う学費に使えます。提携している教育ローンは、金融機関が学校に立替払いをする、分割払いの手数料率が変わらないなど、他のローン商品と比べて有利な設定がされていることも多いので確認してみましょう。

国の教育ローン

日本政策金融公庫が提供している教育ローンもあります。国の教育ローンは、学費だけでなく、一人暮らしの家賃や、通学のための定期代なども借り入れられます。また、受験料や受験のための宿泊費、交通費などの受験費用も、合格前から利用できるものもあります。

民間の教育ローン

金融機関独自の教育ローンも数多くあります。金利や申込の方法、保証人の有無など、金融機関によって内容が違うので、活用する際は、複数の教育ローンを調べて比較してみましょう。

保育士修学資金貸付制度

国や自治体が行なっている奨学金制度です。月額5万円以内ですが、入学準備金や就職準備金としてそれぞれ20万円の加算があります。また、卒業後、1年以内に保育士の登録をして、奨学金を借りた自治体で5年以上保育士として働けば、奨学金の返済が免除になります。

 

専門校を選ぶポイント

保育士の資格が卒業と同時に取得できる「保育士養成施設」は全国に600校以上あります。そのなかで、自分に合った学校を選ぶポイントを紹介します。

学べる内容を確認する

専門校によって、学べる内容に特徴があります。保育士に必要な知識はもちろんですが、現場で活躍するには、絵や歌、ダンスなど、知識以外のスキルも必要です。自分が学びたいことを身につけられるかどうか、カリキュラムを確認してみましょう。

実習先のレパートリーや提携先を確認する

専門校のなかには、企業や法人と提携している学校があります。なかには100以上の提携先を持っている専門校もあります。
保育施設は運営する法人によって、方針や特徴に違いがあり、提携先が多い学校であれば、自分に合った職場に出会える可能性が高くなります。

就職先の実績を確認する

卒業後の就職実績もチェックしてみましょう。就職率が高い場合、就職活動のサポートが手厚い可能性があります。また、保育園だけでなく、企業や福祉施設など幅広い就職実績があれば、進路の選択肢が増え、自分の可能性も広がります。

保育士資格が活かせる就職先

保育士の資格が活かせる就職先は保育園以外にもあります。

企業内保育所

会社独自の保育施設で従業員の子どもを預かります。仕事の内容は、一般の保育園と大きくは変わらず、子どもたちの身の回りの世話や、遊びなどの活動を通じて成長を支えます。

病棟保育士

病院のなかで、病気や怪我で入院または通院している子どもの保育を行います。比較的、少人数を相手にするので、一人一人じっくり関わりたい人には向いているかもしれません。

福祉施設

児童養護施設や障害児支援施設といった福祉施設で働きます。保育園では、未就学の子どもが対象ですが、福祉施設だと、幅広い年齢の子どもに関わることもできます。また、寝食をともにしながら、子どもたちの成長を支えるのも施設保育士のやりがいの一つです。

その他

ほかにも、保育士のノウハウが活かせる仕事があります。たとえば、各種幼児教室、テーマパークのスタッフ、おもちゃの制作会社など、活躍できるフィールドは保育園以外にも広がっています。

代々木アニメーション学院なら2年で保育士を目指せる

代々木アニメーション学院のこども学部こども保育科は、東京都の保育士養成施設に認定されており、卒業と同時に保育士の資格が取得できます。保育士に必要な知識だけでなく、声優やイラスト、ダンスなど、エンタメをはじめとしたクリエイタースキルをプロの専門講師陣から学べます。

保育士の専門性に加えて、別の専門スキルを身につけると、活躍できる仕事の幅が広がり、子どもたちにとっても魅力的な保育士を目指せるでしょう。

また、代々木アニメーション学院では100以上の保育園や児童福祉施設と連携をしています。連携先が多いと、自分の理想や希望に沿った実習先や就職先が見つかる可能性も高くなります。

支援制度を上手に活用しながら保育士になろう

専門校に通い、保育士の資格を取るには、卒業と同時に資格取得ができる保育士養成施設がおすすめです。保育士を目指す専門校の学費は、ほかの分野に比べると安い傾向がありますが、年間100万円以上は必要になります。

学費の支援には、教育ローンや国や自治体が行なっている保育士修学資金貸付制度があります。学校と提携している教育ローンだと、手続きが簡単で、分割手数料も固定されているなど、他に比べて有利な場合があります。

保育士として活躍するには、保育の知識やスキルだけでなく、歌やダンス、イラストや、コミュニケーション能力なども必要です。学費だけで選ぶのではなく、カリキュラムを見て、何が学べるのかをよく確認しましょう。

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