業界ナビ:VTuberになるには?5つのステップでなり方を詳しく紹介!
VTuberは「バーチャルYouTuber」の略称であり、バーチャル空間を舞台に活躍していますが、その魅力は現実世界にも広がっています。
しかし、魅力に惹かれていざVTuberになりたいと思っても、どうすればなれるのかよく分からないという方が多いのではないでしょうか。
この記事では、VTuberになるための手順を5つのステップで紹介します。
目次
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VTuberとは?メリットとデメリット
VTuberの世界は魅力的で楽しいものです。ですが、それだけではありません。
成功するためには、事前に理解しておくべき要点がいくつかあります。
ここでは、VTuberとして活動するメリットとデメリットについて紹介します。
メリット
VTuberになることのメリットとして、キャラクターならではの演出が可能という点が挙げられます。
顔出ししなくても活動できることは、大きなメリットです。
VTuberとしての活動では、実際の顔を公開せずに活動することができます。有名になっても芸能人のように顔を指されることはありません。
どこでも配信や動画制作が可能である点もメリットです。
VTuberはインターネット上で活動するため、場所や時間に制約されずに配信や動画制作ができます。
デメリット
VTuberは特に若い世代を中心に人気を集めていますが、一部の年代や視聴者にとっては理解しづらい存在となることもあります。
お年寄りの方や、あまりインターネットを使わない人にとっては、VTuberについてよく分からないかもしれません。
活動にはコストがかかることも考慮すべきです。キャラクターデザインや動画制作には専門的な知識と技術が必要であり、それなりの予算が求められます
以上のデメリットがある一方で、マーケティング戦略によって30代から40代の層にも魅力を伝えることは可能です。
効果的なプロモーションとターゲット層の拡大を目指し、幅広いファン層の獲得ユーザーに向けて魅力的なコンテンツを提供しましょう。
VTuberになる方法は2種類
VTuberになる道は大きく分けて二つあります。一つは個人として活動する方法、もう一つは事務所に所属して活動する方法です。
それぞれにはメリットとデメリットがあり、自身の目指す方向性やスタイルによって選択するべき道が変わります。
個人で始める
VTuberの世界に個人として飛び込むことは、独特の自由さと独立性をもたらしますが、一方でその道のりは決して容易ではありません。
個人VTuberとして活動する際のメリットとデメリットは以下の通りです。
メリット
個人VTuberの最大のメリットは、活動が自由であることです。
企業に所属していないため、自分の好きなペースで好きなことを実現できます。
また、収益が全て手元に残るため、自分自身の努力が直接結果につながります。
さらに、いつでも活動をやめる選択も可能で、柔軟性と自由度が高まります。
デメリット
個人VTuberのデメリットとして、必要な機材を自分で用意しなければならないため、初期費用が必要という点が挙げられます。
特に、Live2Dモデルは高額となることが多いです。
さらに、自身の宣伝活動が不可欠となるため、PRのためのネットワーキングや広告費用、そのための時間と労力が必要となります。
事務所に所属する
VTuberとしてのキャリアをスタートさせる際、自分自身の活動スタイルや目指す方向性に応じて、企業に所属することも選択肢の一つです。
ここでは、企業に所属してVTuber活動を行う場合のメリットとデメリットを紹介します。
メリット
企業からの活動支援は、VTuberとして活動する上で大きなメリットです。
広報や企画、予定管理など、VTuberとしての活動を支えるスタッフがバックアップしてくれるため、配信活動に専念できます。
特に苦手な部分を任せられるので、よりクリエイティブに活動できるでしょう。
また、専門的な機材やスペースなどVTuber活動に必要なものが提供される場合もあり、自己負担で用意する負担が軽減されます。
デメリット
一方で、企業に所属するという選択にはデメリットも存在します。
まず、獲得した収益の一部を企業に支払うことが必要です。
つまり、収入は全額自分のものにならないというリスクが伴います。
次に、活動が制限される可能性もあります。
企業に所属するとルールや方針に従う必要があるため、自分の思うような活動が制約されることもあるでしょう。
また、企業所属のVTuberに対して否定的な見方をするユーザーが一部には存在します。
VTuberになるための手順を5つのステップで紹介
VTuberとして活動する上で主に2パターンの方法があります。
- 動画投稿
- 生配信
方法別で必要な準備が異なる点もあります。
ここでは、方法別にVTuberになるための手順を紹介します。
動画投稿
動画投稿の場合は以下4つのステップになります。
①動画の企画を考える
まずは動画の企画を立てましょう。どんな動画にするかを考えることが重要です。
視聴者に楽しさを提供することが目的であるため、企画立案の際には意識しましょう。
また、この段階で必要な素材についても考慮しましょう。
楽しさを演出するためには、適切な映像や音声素材を用意する必要があります。
②動画を撮影する
企画が決まったら、次は動画の撮影です。
撮影はあなたの企画を具現化する工程であり、ここでのパフォーマンスが視聴者を惹きつけるか否かを決めます。
③動画を編集する
撮影した動画はそのままでも視聴可能ですが、視聴者の満足度を高めるためには動画編集が不可欠です。
不要な部分のカットや効果音の追加、さらには視覴効果の追加などを通じて、動画をより魅力的に、より見やすいものに仕上げます。
④動画を投稿する
最後に、編集を終えた動画の投稿を行って完了です。
しかし、ただ単に動画を投稿するだけでは、VTuberの活動としては不十分です。
投稿後のアナリティクスを確認し、反響を見ることが重要です。
アナリティクスの情報は貴重な洞察を提供してくれます。
視聴者数や視聴時間、高評価やコメントの数などのデータを分析することで、投稿の成功要素や改善点を明確に把握することができます。
視聴者の属性や視聴パターンを把握することで、ターゲット層を絞り込み、配信内容やプロモーションの最適化に役立てることができます。
生配信
生配信の場合は以下3ステップになります。
①アバター・配信素材を用意する
まずは、アバターの作成・配信素材の用意をしましょう。
アバターはVTuberの個性や魅力を表現する重要な要素であり、魅力的なキャラクターデザインや表現力を持つことが視聴者の興味を引く鍵となります。
また、配信素材は配信の雰囲気や演出をサポートし、BGMや効果音、映像、画像などを適切に用意することでエンターテイメント性を高めることができます。
アバターと配信素材を吟味し、自身の個性を活かした魅力的な配信を実現しましょう。
②企画を考え・準備する
どういう企画で配信を行うかを考えましょう。
特に生配信の場合、ファンとのコミュニケーションも取れるため、コミュニケーションを軸に企画を考えるのも良いでしょう。
また、準備も配信前にしっかり行いましょう。
例えばゲーム配信を行う場合は著作権周りは大丈夫なのか、またキャプチャボードなどの用意は間に合っているのか、など企画に応じて必要なものを取り揃えるようにしましょう。
③配信を行う
準備が完了したら、実際に配信を行いましょう。
しかし、配信が始まったからといって油断は禁物です。
配信のタイミングや視聴者とのコミュニケーションも重要な要素となります。
配信のタイミングは、視聴者の活動パターンを考慮するとよいでしょう。
一般的に、平日の夕方から夜にかけて、または週末の昼間に視聴者の活動が増えます。
特に、学生や会社員の視聴者が多いチャンネルでは、仕事や学校が終わる時間帯や週末に配信すると視聴者数を増やせる可能性があります。
また、視聴者とのコミュニケーションも重要です。
動画のコメント欄やSNSでのフィードバックをチェックし、視聴者の意見や要望を次回の配信に反映させることで、視聴者との結びつきを深めることができます。
④効果検証を行う
VTuberの仕事では、配信後のマーケティング分析や効果検証が欠かせません。
分析により、配信の成果や効果を把握し、成功要素や改善点を見つけることができます。
また、視聴者の属性や行動パターンを把握し、ターゲット層を明確化することができます。
ブランド戦略の構築やスポンサーシップの効果測定にも役立ちます。
VTuberになるために最低限必要な機材
VTuberになるには、適切な機材が必須となります。これらの機材があって初めて、アバター制作や動画の編集、そしてリアルタイムの配信が可能になるためです。
ここでは、VTuberとしての活動に必要な基本的な機材を紹介します。
パソコン
パソコンはVTuberとしての活動に必須となる機材です。動画編集やアバターの制作など、さまざまな作業に使用します。
動画配信を試す程度ならばスマートフォンでも可能ですが、本格的にVTuberとして活動を始める場合は、ハイスペックなパソコンを用意することが望ましいです。
新たにパソコンを購入する際は、メモリは最低8GB以上、できれば16GB以上、CPUはIntel Core i7シリーズ以降、GPUはRTX 3070 8GB以上のスペックのものを検討しましょう。
スマートフォン・カメラ
スマートフォンやカメラは、フェイストラッキング(顔認証)という技術でアバターの表情を操作するために重要なアイテムです。
人間の顔を認識し、その情報をアプリケーションと連携してアバターに反映します。
フェイストラッキングを正確に行うためには、パソコンやスマートフォンに内蔵されているカメラでは不十分な場合が多く、高スペックなWebカメラの使用が推奨されます。
マイク
クリアな音声を視聴者に届けるためには、マイクが必要不可欠です。
必ずしも高スペックなマイクが必要というわけではありませんが、内蔵のマイクよりも、音質が良く、ノイズの少ない専用のマイクを使用することが推奨されます。
ステレオミキサー
ステレオミキサーは、PCの音声とマイク音声を同時に録画・配信するために使用されます。さまざまな音声をバランスよく調整し、プロフェッショナルな配信を行うことができます。
ステレオミキサーを活用するメリットは以下のとおりです。
- ゲーム音や音楽と自分の声を同時に録音・配信できる。
- 音量調整やエフェクトの適用が可能。
配信ソフトウェアとの連携により、高度なオーディオ制御ができる。
モーションキャプチャーソフト
モーションキャプチャーソフトは、人間の動きをデジタルデータとして捉え、それを3Dキャラクターに反映させるツールです。
VTuberとして活動するうえで、自分の動きや表情をアバターにリアルタイムで伝えるために用います。
どのソフトを選ぶべきかは、自分が目指すVTuberとしてのスタイルや利用可能な予算、技術力などによって大きく変わります。また、これらのツールは一部の専門的な知識や技術を必要とするため、導入や運用には十分な準備と学習が必要となるでしょう。
VTuberにおすすめしたい動画編集ソフト4選
VTuberの活動では、動画の編集は成功の鍵を握る重要なスキルです。
魅力的なコンテンツを制作し視聴者を魅了するためには、クオリティの高い編集作業が求められます。
ここでは、VTuberにおすすめしたい動画編集ソフトを3つ紹介します。
Adobe Premiere Pro
Adobe Premiere Proはプロ仕様の動画編集ソフトウェアで、タイムラインベースのインターフェースを提供しています。
映像やオーディオのトリミング、カット、エフェクトの追加など、基本的な編集作業をスムーズに行えるのが魅力です。
カラーグレーディング機能も充実しており、映像の色調補正やグレーディングを自在に調整できます。
オーディオ編集も簡単で、音声のトリミングやエフェクトの追加、ミキシングなども可能です。
さまざまなメディア形式に対応しており、異なるフォーマットのメディアを編集し、適切なフォーマットで出力できます。
使いやすさと豊富な機能を備えたPremiere Proは、クオリティの高い動画制作を実現するための強力なツールです。
iMovie
iMovieは、Apple製品で利用できる無料の動画編集アプリです。
シンプルな操作で本格的な動画編集が可能であり、4Kビデオにも対応しています。
画質を劣化させずに大画面で楽しめるため、美しい映像を作成できます。
また、編集が終わった動画を簡単にSNSでシェアしたり、Apple製品同士で連携できる点も高く評価されています。
iMovieには、動画のトリミングや字幕・タイトルの挿入、音楽の追加、演出の追加など、さまざまな編集機能が備わっています。写真と動画を組み合わせてスライドショーを作成することもできます。
使いやすさと多機能性を兼ね備えたiMovieは、初心者から上級者まで幅広いユーザーにおすすめの動画編集アプリです。
Power Director
PowerDirectorは、初心者にも使いやすい動画編集ソフトウェアです。
操作性がシンプルでありながらも、高度な機能を備えているため、使い始めてすぐにプロのような動画編集を行うことができます。
ソフトウェアの動作が軽く、パソコン画面の録画機能も搭載されているため、ゲーム実況の動画制作に適しています。アクションカメラにも対応しており、さまざまな動画素材を編集可能です。
また、アバターの動画を挿入することで、VTuber活動にも活用できます。
使いやすい操作画面と豊富な機能が組み合わされたPowerDirectorは、VTuberの動画編集ニーズに応えるオールマイティなソフトウェアです。
Adobe After Effects
Adobe After Effects(アドビアフターエフェクツ)は、映像のデジタル合成やモーショングラフィックス、タイトル制作を目的としたソフトウェアです。
不要なオブジェクトを動画から削除したり、必要なものを追加したり、ロゴやキャラクターを動かしてアニメーションにすることができます。
マスキングやモーショングラフィックスを使って、自分の想像通りの動画を作成できます。
配信のオープニングやエンディング、動画のオープニングやエンディングにも使われています。
VTuberの魅力をより一層引き立てることができます。
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まとめ
VTuberになるためのステップを詳しく紹介しました。
VTuberを目指すには、様々な考慮すべきポイントがあります。
VTuberのメリットとデメリット、個人での活動と事務所所属の違い、必要な機材や動画編集ソフトの選択肢などが挙げられます。
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