業界ナビ:未経験でも声優オーディションに合格できる?勝ち抜くための5つのポイント
声優は新人やベテラン関係なく、オーディションを受けて仕事を獲得するのが基本です。
近年の声優人気に伴い、声優を目指したいという方が増えています。声優になりたいと思い立った時、
「未経験でもオーディションに合格することはできるのかな?」
と思った方もいるかもしれません。
果たして、実際に合格できるのでしょうか?
この記事では、声優オーディションの流れやチェックされる項目、未経験でオーディションに応募する際のポイントなどについて詳しく解説します。
声優に興味がある方や声優になりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。
目次
声優はアニメやマンガ、ゲーム、映像作品などが好きな人に人気のある職業の1つです。声優になるために資格は必要ありませんが、作品に参加するにはオーディションへの合格が求められます。 声の良さや表現力・演技力、歌唱力なども求め…続きを読む
未経験での声優オーディション合格は難しい!その理由は?
結論から申し上げますと、未経験で声優のオーディションに合格する可能性はゼロではありませんが、限りなく低いです。
オーディションでは、豊富な知識と経験を持ったライバルたちと争います。つまり全くの未経験で挑むと、圧倒的に不利な状況で戦うことになります。
そもそもの前提として、未経験者が参加できるオーディションはほとんど存在しません。なぜなら、アニメやゲームのキャストを決めるオーディションは、事務所経由で参加者を集めるからです。
製作サイドが希望する特性に合わせた声優や役者を事務所が選び、そこで集まった人たちでオーディションが開催されます。
ごくたまに、未経験者も参加できるオーディションもありますが、とてもレアな機会と言えるでしょう。
そういった場に独学で練習・勉強して挑むことは可能ですが、専門学校や養成所でプロから技術を学んだ方々に勝つことは容易ではありません。
もちろんスキルだけが選定基準ではありませんが、未経験の状態で選んでもらうためには、起用したいと思ってもらえるような特別な要素が必要です。
例えば制作サイドが「未経験者でなくては出せない独特な雰囲気を求めている」場合などの新人発掘オーディションなどであれば、未経験の良さが活かせるでしょう。
しかし、オーディションに参加できる環境に身を置き、その上で勝ち抜く確率を上げたいのであれば、専門学校や養成所でしっかりと技術と知識を身につけて、声優事務所などに所属してから挑むことをおすすめします。
声優オーディションの流れ
声優のスタート地点であるオーディション。これから声優を目指したい、オーディションを受けたいと考えている方であれば、その流れについて気になっているのではないでしょうか。
声優のオーディションは細かな違いがありますが、大まかな流れは同じです。
ここでは、声優オーディションの流れを紹介します。
一次審査:書類・テープ審査
オーディションの第一段階は、書類審査とテープ審査です。
書類審査では、名前や年齢、顔写真などの基本情報、自身のアピールポイントや過去の経歴などを記載した履歴書を提出します。また、場合によっては自身の声を録音したボイスサンプルや作文の提出を求められるケースもあります。
書類審査の段階では多くのライバルが存在しているため、審査委員の目を引くような内容にすることが重要です。
履歴書の形式、必要とされるボイスサンプルや作文の内容はオーディションによって異なります。応募する際は、事前確認をしっかり行い、記入漏れがないようにすることが大切です。
テープ審査は、応募者の声の録音データで審査するというものです。原稿が用意されている場合が多く、与えられた役を全力で演じなければなりません。
もともとはカセットテープに吹き込んでいたため「テープ審査」や「テープオーディション」と呼ばれますが、実際はデータで送ることがほとんどです。注意点は、録音の形式です。データのフォーマットはmp4なのか、movなのか、wavなのか。USBメモリなどメディアに記録して送るのか、データをアップロードするのか……先方が指定した通りのデータ形式を作らないと審査すらしてもらえないことがあります。
内容に関しては、本番さながらの役作りが求められるため、全力で取り組まなければなりません。録音するタイミングは自身に任されているので、納得できる内容になるまで時間をかけて録音すると良いでしょう。
実技審査
テープ審査に通過すれば、次は実際のスタジオにて実技審査が行われます。
実技審査では、あらかじめ決められたセリフ・役を覚え、順番が来たら審査員の前で披露するというのが基本的な流れです。
場合によっては審査員から「雰囲気を変えてほしい」「言い方を変えてほしい」などの指示があります。指示に合わせて演技を調整できるかが見られるため、適切に演技しなければなりません。
自身が持てる対応力と演技力が評価される重要な場面であるため、全力で挑むことが大切です。
対面面接
場合によって対面面接も行われます。
対面面接では、志望動機や自己PR、応募者の人柄や役に対する熱意などが見られます。一般的な仕事の面接と変わりないと思われるかもしれませんが、声優の面接では歌や踊り、フリートークといった特殊な要望があることも珍しくありません。
要望に沿って完璧にこなすことに越したことはありませんが、どちらかというと柔軟に対応できるかが重視されるため、何を言われてもすぐに対応できるように心の準備をしておくことが大切です。
声優オーディションでチェックされる項目
声優オーディションでは、演技力だけではなく、応募者のさまざまな面を評価します。
ここでは、声優オーディションでチェックされる項目を2つ紹介します。
人柄
声優オーディションでは、応募者の人柄が見られます。
声優という仕事はチームワークが基本であり、共演者やスタッフ、制作側など、さまざまな人と関わらなければなりません。
どれだけ演技力が優れていたとしても、「一緒に仕事がしたい」と思えるような人柄でなければ、起用してもらうことはできません。
面接では、その人がプロの声優として素質があるか、社会人として信頼に値するかなど、人としての基本的な部分がチェックされます。
演技力
当たり前ながら最も重視される点は演技力です。
声優として仕事をするのであれば演技力は最も重要な要素であり、与えられた役を演じ切らなければなりません。
セリフで感情を表現できているか、キャラクターと合った話し方ができているか、心に響く演技ができているかなど、さまざまな視点からチェックされます。
場合によっては審査員から異なる表現方法を求められることもあるため、柔軟に対応できるかが重要です。
未経験が声優オーディションで勝ち抜くために抑えておきたいポイント
未経験で声優オーディションに挑むのは推奨できませんが、どうしても受けたいという方はポイントを抑えて挑むことをおすすめします。
ここでは、未経験で声優オーディションを勝ち抜くために抑えておきたいポイントを5つ紹介します。
ナチュラルかつ明るい印象を与える写真を選ぶ
書類審査では、顔写真や名前、年齢など、応募者の基本的な情報を見ます。
以前の声優は表舞台に立つことがあまりありませんでしたが、近年の声優は顔出しする機会が多いことから、見た目や年齢も評価の一つのポイントになると考えられます。
「第一印象は見た目で決まる」と言われるように、履歴書に添付する写真は、無理して美化する必要はなく、ナチュラルかつ明るい印象を与えるものが望ましいです。
志望動機・自己PRは具体的かつ簡潔に
もし志望動機や自己PRを求められたら、具体的かつ簡潔に伝えましょう。
オーディションにおける審査員は、短時間で無数の応募者を見る必要があります。そのため、短く、それでいてインパクトが残せるような内容を作り込みましょう
逆に長い、内容が薄い志望動機や自己PRは、良い印象を持たれません。
とにかく一生懸命やること
声優オーディションはとにかく一生懸命やることが大事です。
審査員は演技力や表現力を見るのはもちろんですが、仕事に対する熱意ややる気があるかも見ます。たとえ演技力が伴わない場合でも、一生懸命やっていれば将来性を見出され、起用してもらえる可能性があります。
オーディションでは、審査員に「この人と仕事がしたい」「この人を業界で育てていきたい」と思わせることが重要です。
幅広いボイスサンプルを用意しておく
前述したように、声優オーディションではボイスサンプルを求められる場合があります。
ここで重要なポイントとなるのが、幅広いボイスサンプルを用意しておくことです。
オーディションではさまざまな役があります。自分に合ったキャラクターはもちろん、少しチャレンジングな役に応募してみるのもいいでしょう。有名な作品で、主役を受けた声優さんが、別キャラクターのオーディションで受かったというケースも多々あります。
そのために、自分が得意とするキャラクターのボイスサンプルの他に、さまざまなキャラクターのボイスサンプルを用意しておくと良いでしょう。
事前にシミュレーションを行っておく
声優オーディションに挑む際は、事前にシミュレーションを行っておくことが大切です。
何も準備せずにオーディション会場に行ってしまっては自身の魅力を最大限伝えることができません。声優オーディションでは予期せぬ要望も多いため、あらゆるパターンを想定しておくことが重要になります。
面接で聞かれる内容は共通の場合も多いため、事前に回答を用意しておくとスムーズです。
声優オーディションを勝ち抜くためには養成所や専門学校でスキルを磨くのが重要
声優オーディションの中には、未経験者を歓迎するものもありますが、基本的には経験が豊富な人の方が合格しやすいです。
応募者が全員未経験者であれば問題はありませんが、自分以外全員が経験者であった場合は、どうしても劣って見えてしまいます。
声優としてのスキルがすべてではありませんが、しっかりとした技術と知識を身に付けておけば、オーディションに合格する確率は上がります。
声優オーディションを勝ち抜いて行く技術と知識を身に付けるためには、専門学校や養成所で学ぶことが一番の近道でしょう。
専門学校や養成所では、声優の基礎から学習できます。特に未経験であれば有用な知識をたくさん得ることができるため、声優を目指す上では欠かせません。
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まとめ
この記事では、未経験でも声優オーディションに合格できるかについて詳しく解説しました。
未経験でも声優オーディションに合格することは不可能ではありませんが、険しい道であることは間違いないです。
経験豊富なライバルたちと競っていくには、声優としての技術と知識が欠かせません。独学で練習できることもありますが、本気で声優を目指すのであれば、プロから指導を受けるのが一番です。
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