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業界ナビ:コンサートスタッフになるには?必要なスキルや正社員として働く方法を解説

ライブやイベントは、演者だけでなくエンジニアや接客、警備まで幅広い役割を担うコンサートスタッフが協力して創り上げており、来場者の満足度を高めるためにはスタッフの活躍が必要不可欠です。近年では、配信ライブなど新たな演出が普及し始めています。
本記事では、コンサートスタッフの仕事内容やなり方、必要なスキルなどについて解説します。

コンサートスタッフとは

ライブやイベントに関わるコンサートスタッフには、以下のようなさまざまな職業があります。
●運営・演出:プロモーター、ステージマネージャー、舞台監督、演出家など
●技術スタッフ:PAエンジニア、照明エンジニア、映像エンジニア、ローディーなど
●ステージ制作スタッフ:美術スタッフ、大道具スタッフなど
●当日の運営をサポートするスタッフ:受付、物販販売員、警備など

コンサートを演出家のイメージ通りに実現するには、音響、照明、舞台の設営などを行う技術スタッフが欠かせません。

また、ステージのデザインや施工を行う美術や大道具などのステージ制作スタッフ、演者のメイクなどを行うスタイリストもいます。

ライブやイベントの開催当日には、受付や物販販売を行う接客スタッフや会場内外の警備スタッフ、演者のサポートスタッフもコンサートスタッフとして欠かせない職業です。

コンサートスタッフになるには

コンサートスタッフになるために特別な国家資格などは必要ありません。しかし、業務によっては関連する専門スキルが必要なこともあります。ここでは、コンサートスタッフになるための方法をいくつか紹介します。

自分が携わりたいコンサートスタッフの職業を決める

コンサートスタッフは、演出家や技術スタッフ、舞台設営を行う大道具スタッフなどさまざまな関わり方があるため、自分がなりたい職業を決めることが大切です。

業務を兼任することもありますが、エンジニアなど専門スキルの習得が必要な職業もあるので、自分の興味や適性などからなりたいものを絞り込みましょう。

専門校で必要なスキルについて学ぶ

自分がなりたいコンサートスタッフの職業に必要なスキルについて、専門校などで学びましょう。

コンサートスタッフになりたいならば、大学で幅広く学ぶよりも、音響学科やコンサート・ライブスタッフ向けのカリキュラムが整っている専門校を選んだ方が就職しやすい可能性があります。

スキルを学ぶだけでなく実際にコンサートに関わって実務を行うことも大切なので、代々木アニメーション学院のようにライブに同行して実践学習できるカリキュラムがある専門校が特におすすめです。

コンサートスタッフのアルバイトに応募する

コンサートやライブの設営・運営業務のアルバイトに参加して、スタッフとしての経験を積む方法もあります。

未経験でエンジニア業務のアルバイトに参加することは難しいですが、受付や販売員、警備などの業務は比較的参加しやすいので、コンサートスタッフとしての業務経験を積んでスキルアップしていくといいでしょう。

アルバイトとして業務に一生懸命取り組んで、コンサートを運営している会社やそのスタッフと良好な関係を築いてそのまま就職することも不可能ではありません。

イベント制作会社などに就職する

大学や専門校でスキルを磨いたり、コンサートスタッフのアルバイトなどで経験を積んだりしたら、コンサートなどのイベントの運営・設営を行なっている会社への就職を目指しましょう。

コンサートやライブなどを運営している会社は、イベント制作会社、舞台制作会社、自社でライブ活動などを行うプロダクションなどさまざまなので、運営実績を確認した上で自分にマッチしそうな会社を選ぶといいでしょう。

コンサートスタッフの仕事内容

コンサートスタッフの仕事内容は、担当する業務によって大きく異なります。

ステージの設営を行う美術・大道具スタッフは、ライブスケジュールから逆算してステージデザインに合わせたセットを制作し、当日にセットの搬入・組立を行い、終了後には解体・搬出します。

接客を行うコンサートスタッフは、来場者の入退場の誘導やチケットもぎり、グッズ販売などを行います。

ライブなどで電気音響設備を扱うPAエンジニアは、ライブ当日に使用する設備のシステム設計を行い、当日は使用する音響機器の搬入と設営、リハーサルでの最終調整、ライブ中の演出に合わせたコントロール、終了後の解体・搬出などを行います。

正社員のコンサートスタッフになるには

コンサートスタッフはアルバイトや業務委託として働くことが少なくありませんが、正社員として働く方法もあります。

イベント制作会社や舞台制作会社に就職する

正社員のコンサートスタッフとして働くには、イベントや舞台の制作実績が豊富な会社に就職するという方法があります。

コンサートやライブなどのステージ設営は、ライブを行う芸能プロダクションからイベント制作会社に依頼されることが少なくありません。そのため、ステージ設営などを担当する会社に正社員として就職すれば、直接コンサートスタッフとして働くことができます。

コンサートスタッフ専門のプロダクションに就職する

コンサートスタッフを雇用しているプロダクションに、正社員として就職するという方法もあります。

イベント制作会社には、音響や照明などのエンジニア業務を外部委託することがあります。そのため、コンサートスタッフ専門のプロダクションに所属することで、さまざまなイベントに正社員として関わることもできます。

ただし、契約社員としての雇用であることも少なくないため、雇用形態の事前確認が必要です。

会場の専属スタッフとして就職する

コンサートやライブを行なっている会場に、イベントの運営や設営に関わる専属スタッフとして就職する方法もあります。

会場によってはイベント制作会社などを通さずに独自に運営・設営を行うところがあり、コンサートスタッフの正社員募集をしていることがあります。ただし、会場ごとの雇用になるため求人数は少なめです。

コンサートスタッフに必要とされるスキル

コンサートスタッフは、コンサートやライブなどのイベントを成功に導くために、さまざまなスキルが必要とされます。

コミュニケーション力

コンサートの設営や当日の運営では多くの人が関わるため、予定通りに進行するにはコミュニケーション力が欠かせません。

多種多様な要望に合わせて調整を行う必要もあるため、相手の意図を読み取りつつ、折衝を行なって全体をコントロールする力が必要です。

設備に対する専門的な知識

映像や音響、照明機器などを扱うエンジニア系の仕事をする人は、それぞれの機器に対する専門知識が欠かせません。

ライブ中には設備トラブルが起こることも少なくないため、異常を察知してすぐに修正できる能力はもちろん、代替機器の用意などがスムーズに行える知識も必要です。

力仕事などを行える体力

コンサート設営に関わるスタッフは、重いセットや機材などの搬入・搬出、組立を行います。また、限られた時間で素早く作業しなければならないため、力仕事に耐えられる体力が必要です。

また、警備やサポートを行うスタッフもイベント中は長時間立ち続けることも少なくないため、同じく体力が欠かせません。

臨機応変な対応力

臨機応変な対応力も必要です。

コンサートなどのイベントは準備中と本番中のどちらでもトラブルが起こる可能性があるため、トラブルが起こったときにすぐに対応できる柔軟さが求められます。

コンサートスタッフを目指すなら代々木アニメーション学院がおすすめ

代々木アニメーション学院では、芸能スタッフ学部があり、現場スタッフを育成する「芸能マネジメント科」などがあります。

現役のアイドルやタレントのライブに同行​して現場で学習できるカリキュラムもあり、専門的なスキルだけでなく、ライブの設営・運営に欠かせない業務について実践を通してリアルに学べます。

また、代々木アニメーション学院がプロデュースしている「銀河劇場アカデミー」では、ライブに関わるスタッフの育成に特化した「ライブ制作科」があります。

代々木アニメーション学院が運営するライブハウス「YOANI Live Station」でプロが使用している機材に触れられるほか、公演されるライブや舞台公演にサポートスタッフとして参加するチャンスもあります。在学時から実際の現場を体験できることは、プロを目指すうえで大きなメリットといえます。

コンサートスタッフを目指すなら積極的にライブに参加しよう

コンサートスタッフにはさまざまな職業があり、まずはそれぞれの仕事内容を理解することが大切です。実際にアルバイトとしてスタッフ業務を経験してみると、視野が広がるでしょう。

コンサートスタッフを目指すならば実務経験を積むことも大切なので、代々木アニメーション学院のように、実際にライブにスタッフとして参加しながら現場学習ができる専門校の活用を検討してみましょう。

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