業界ナビ:声優に向いている人と向いていない人の特徴を紹介

声優に限らず、何かを新たにはじめる時や挑戦する時は、自分に向いているのか不安になるものです。

アニメ作品の人気が世界的に高まったことで、以前より声優という職業に興味を持つ方が増えました。声優を目指している方のなかには、どのような人が向いていて、どのような人が向いていないのか気になっている方も多いのではないでしょうか。

この記事では、声優に向いている人の特徴を9つ紹介したうえで、「向いていないかもしれない」と感じたときに実際は何が起きているのかを解説します。その場で確認できる適性チェックリストと、代アニ卒業生の声優が同じ悩みにどう答えたかもあわせて掲載しています。

声優になりたいと考えている方は、ぜひ参考にしてください。

関連記事:声優になるには?必要なスキルや、仕事内容まで解説

声優に向いている人の特徴

声優は一般的な仕事ではありません。仕事内容や現場の雰囲気も特殊であるため、声優として活動していくにはまずは現状を知ることが大切です。

声優の世界は実力主義であり、常に自身を高めていかなければ仕事が獲得できない特徴があります。デビュー直後は収入も安定しにくく、苦難を乗り越えていく力がなければ長く続けていくことは簡単ではありません。実際にどの程度の収入になるのかは、声優の年収・給料の実態で解説しています。

声優として長く活動していくためには、この仕事に向いている性格であることが重要です。

ここでは、声優に向いている人の特徴を9つ紹介します。大きく分けると、感情を受け取る力(感受性・読解力)、それを声にする力(表現力・声の個性)、そして続けるための姿勢(強い意志・ストイックさ・ポジティブさ・行動力・コミュニケーション能力)の3つに整理できます。すべてが最初から備わっている必要はありません。

声優 適性チェックリスト(8項目)

いま当てはまるものにチェックを入れて、数を数えてください。スキルではなく、普段の習慣を聞いています。

チェックの数でみる、いまの位置

6個以上
現場で求められる素地はあります。あとは発声・演技の基礎を、正しい順番で積むだけです。
3〜5個
声優をめざす人の多くがここから始めています。足りない項目は「向いていない理由」ではなく「これから練習すること」として扱ってください。
2個以下
向いていないのではなく、声優の仕事をまだ近くで見たことがないだけかもしれません。まずは何を学ぶ仕事なのかを知るところからで問題ありません。

どの結果でも、次にやることは同じです。声優になるために何をどの順番で学ぶのかは、入学案内資料(パンフレット)のカリキュラムページで確認できます。

感受性が豊か

声優はあらゆるキャラクターの感情を読み取って表現しなければなりません。キャラクターが感じていること、思っていることを理解するためには、感受性の豊かさが必要です。

声だけで感情を表現するのは簡単なことではありません。自身のなかに感情のバリエーションや感情を想像する力がなければ、正しく表現することは難しいです。

日頃からさまざまな感情を抱き、その記憶を自身のなかに残せている方であれば、台本から演じるキャラクターの感情を読み解き、適切に表現できます。

コミュニケーション能力が高い

声優の仕事は1人で完結するものではありません。多くの場合、共演者やスタッフ、音響など、幅広い人々と関わり、協力しながら作品を作り上げていきます。

作品を制作していくうえで意思疎通を図ることは非常に重要であり、高いコミュニケーション能力が求められます。

これは実際の演技にも影響する部分であり、普段から活発にコミュニケーションを取っている方であれば、他のキャラクターと会話する演技も自然です。

会話の中で自身を表現できる高いコミュニケーション能力を持っている方は、声優に向いているといえるでしょう。

表現力が豊か

いくら感受性が豊かでも、それを表現して形にする力がなければキャラクターの感情を視聴者に正しく伝えることができません。

声優は声のみで演技・表現する仕事が主です。顔の表情や身体の動きを使った演技は視聴者には見えないため、声優には声だけで感情を表現する高度なスキルが求められます。

自身の頭のなかで作ったイメージをそのまま表現することは簡単なことではありません。現役の声優でも一発で感情を正しく表現することができない場合もあります。

練習を繰り返し、完成形に近づけるように自身の表現力を磨き続けることが必要です。

強い意志を持っている

声優の世界は実力主義が基本です。声優の人数に対して仕事が足りていないのが現実であり、競争率が非常に高いという特徴があります。

特に新人声優であれば収入が安定しないのは当たり前で、アルバイトの掛け持ちをして生計を立てているケースも少なくありません。

この厳しい世界で生き抜いていくためには、声優になるという強い意志が必要です。

諦めずに続けていく強い意志を持っている方であれば、声優に向いているといえるでしょう。

読解力がある

声優の仕事は主に台本を基に行われます。物語の方向性や演じるキャラクターの考えや思いを理解するためには、読解力が必要不可欠です。

声優として演じるキャラクターのなかには自身とは真逆の性格、境遇であることもあります。キャラクターを正しく理解し、演じるためには心理状態や周囲の状況を台本から読み解かなければなりません。

視聴者に伝わる演技をするためには、台本から読み取った情報を頭のなかで整理し、自分なりの表現の計画を立てることが大切です。

普段から本を読み、各キャラクターの心情や感情を正しく理解できる方であれば、声優に向いています。

ストイックな性格

声優は実力主義の世界です。プロになるという夢を叶えるためには、長く険しい道を歩いていかなければなりません。

厳しい声優の世界を生き抜いていくためには、常に自身を磨き続けるストイックさが必要です。無数に存在するライバルと差をつけるためには、自主的な練習や自身の演技の見直しなどに取り組み、スキルを高めていくことが重要です。

これはプロとしてデビューした後も同様であり、継続して仕事を獲得するためには努力を怠らないストイックさが求められます。

ポジティブな性格

声優の世界は苦労と挫折の繰り返しです。レッスンが厳しかったりオーディションに落ちたりなど、思うようにいかない場面がたくさんあります。

声優としてデビューし、声優として長く活動していくためには諦めずに立ち上がり続けるポジティブな性格が必要です。

人気声優やベテラン声優でもオーディションの落選を繰り返し、デビューするまでに何年もかかった方が多くいます。諦めずにチャレンジし続けた結果が現在であり、ポジティブに取り組んでいく姿勢の大切さがわかります。

行動力がある

声優はただ憧れを抱くだけではなれません。夢を叶えるためには自ら行動することが大切です。

声優はプロになる前もなった後もオーディションが基本になります。オーディションは毎回合格できるとは限らないため、数をこなす行動力が必要です。

また、プロになったからといって自動的に仕事が舞い込んでくるわけではないため、常に自身をアピールしていかなければなりません。

絶対にプロになる、絶対に仕事を獲得するという強い意志を持って行動できる方は、声優に向いているといえます。

声にコンプレックスがある

コンプレックスは時として長所になることがあります。特に声に対するコンプレックスは声優にとってプラスに働くケースが多いです。

声に自信がない方は大勢います。人気声優やベテラン声優のなかにも、自身の声に苦手意識があったという方も少なくありません。

しかし、声に強い個性が求められる場面が多い声優の世界では、変わった声は強力な武器となります。声にコンプレックスがある方は、声優に向いている可能性があります。

声優に向いていない人は?

前章を読んで、自分は当てはまらないかもしれない、と感じた方もいるかと思います。ただ、「声優に向いていない人」として語られる特徴の多くは、実際には向き不向きの話ではありません。

ここでは、よく挙げられる特徴を2種類に分けて整理します。1つは、向いていないと思われがちだが練習で変えられるもの。もう1つは、性格ではなく習慣の問題で、放置すると本当に続かなくなるものです。

向いていないと思われがちな特徴は、練習で変えられる

「声優に向いていない人」として挙げられやすいのは、滑舌が良くない、声が小さい、人前で話すのが苦手、声に特徴がない、といった点です。しかしこれらはいずれも生まれ持った資質ではなく、体の使い方と、慣れの問題です。

滑舌は、舌や口まわりの動かし方の癖であり、正しい発音の型を反復すれば変わります。声が小さいのは声そのものではなく、呼吸と姿勢、そして大きな声を出してよい場に慣れていないことが原因であることがほとんどです。人前で話すのが苦手という点についても、演技は日常会話とは別の技術なので、普段おとなしい人がマイクの前では大きく表現できる、というケースは珍しくありません。

「向いていない」と感じやすい4つのこと

滑舌が良くない

実際のところ生まれつきではなく、舌や口まわりの動かし方の癖。発音の型を反復すれば変わります。

まずやること早口言葉の前に、台詞を母音だけ(あいうえお)に置き換えて読んでみる。

声が小さい・声が通らない

実際のところ声の問題ではなく、呼吸と姿勢、そして大きな声を出してよい場に慣れていないだけであることがほとんどです。

まずやること立った状態で、同じ音量を保ったまま1分間読み続けてみる。

人見知り・引っ込み思案

実際のところ演技は日常会話とは別の技術です。普段おとなしい人が、役では大きく表現できる例は多くあります。

まずやること好きな作品の台詞をひとつ選び、自分の声で録音して聞き返す。

声に特徴がない

実際のところ評価されるのは声の珍しさよりも、感情を切り替えられる幅です。特徴のなさは、幅の広さになり得ます。

まずやること同じ一文を「怒り」「安心」「焦り」で読み分けて録音し、違いが出ているか確かめる。

つまり、ここで挙げた特徴は「向いていない理由」ではなく「これから練習する項目」です。実際に代アニの声優タレント科でも、滑舌とアクセントは1年次の必修カリキュラムに入っています。声優になるまでに何を、どの順番で身につけるのかは、声優になるには|必要なスキルと仕事内容で解説しています。

向いていないより「続かない」ほうが問題になる

現場で本当に問題になるのは、滑舌や声の個性ではありません。指摘を素直に受け取れないこと、決めた練習を続けられないこと、時間や締切を守れないこと、体調を管理できないこと。声優として仕事を失う直接の理由になるのは、こちらです。

これらは性格というより習慣に近く、環境を変えることで改善しやすい部分でもあります。週に何回、誰の前で声を出し、誰から指摘をもらうのか。この仕組みを自分で用意し続けられるかどうかが、独学と、養成所や専門学校に通う場合との最も大きな違いです。それぞれにかかる費用は声優になるための学費比較で確認できます。

なお、年齢を理由に「もう向いていない」と考える必要もありません。何歳から始められるのか、何歳までに動くべきなのかは声優に年齢制限はあるのかで解説しています。

引っ込み思案でも声優になれる? 代アニ卒業生の答え

「コミュニケーション能力が高い人が向いている」と読むと、人見知りの人ほど不安になります。この問いに、実際に答えている卒業生がいます。

『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』四宮かぐや役などで知られる古賀葵さんは、代々木アニメーション学院 声優タレント科の卒業生です。代アニのオープンキャンパスで「引っ込み思案でも声優になれますか?」という質問を受けた古賀さんは、「なれます」と答えています。自身も小さい頃から引っ込み思案だったこと、入学後にいろいろな意見があっていいと分かり、自分のやりたいことや意見を出せるようになったことを、その理由として挙げています。

向いている性格を最初から持っている人だけが声優になるわけではありません。むしろ、変わりたいと思って環境に入った結果として、向いている状態に近づいていくケースのほうが多くあります。どんなカリキュラムでそれを行うのかは声優タレント科のページにまとめています。

声優を目指すなら代々木アニメーション学院がおすすめ!

声優の世界で活躍したいと考えている方には、代々木アニメーション学院への入学をおすすめします。

声優が未経験という方でも基礎からしっかり学習できるカリキュラムを用意しており、滑舌やアクセントについても本格的な指導を受けることが可能です。

長年声優業界と歩んできた実績とノウハウを活かし、現場で即戦力として活躍できる本格的なスキルと感性の習得を徹底的にサポートします。

学科ごとのカリキュラム、1日の授業の流れ、学費の内訳は、入学案内資料(パンフレット)にまとめて掲載しています。「向いているかどうか」を1人で考え続けるより、実際に何を学ぶのかを見たほうが判断が早くなります。無料の入学案内資料は、声優タレント科のページから請求できます。

声優になるなら専門校で必要な能力を身につけよう

声優としてデビューするためにはオーディション合格が必要ですが、好きという気持ちだけでは合格できません。そのため、声優として求められる発声・発音法、表現力や演技力を磨くための専門的な訓練が必要になります。

本当に声優になりたいなら、中・高卒など早い段階で声優について専門的に学べる学校に入った方が遠回りになりません。代々木アニメーション学院のように、プロの輩出実績が豊富でカリキュラムや練習環境が充実した学校で学んで、夢を実現しましょう。

まとめ

この記事では、声優に向いている人、向いていない人の特徴について解説しました。

声優の世界は苦労と挫折の繰り返しです。必ずといっていいほど壁にぶつかり、それを乗り越えていくことで一人前の声優になっていきます。

声優の仕事や現場の雰囲気は特殊であるため、声優として活動していくためにはある程度向いている性格であることが望ましいです。

しかし、声優に向いていない性格だからといって、夢を諦める必要はありません。努力次第で改善できることが多いため、諦めなければ道は開けます。大切なのはやりきる力です。

代々木アニメーション学院』は、本気で声優を目指したいと考えている方を応援します。

声優として必要な技術や知識、オーディションの対策方法など、第一線で活躍できる声優になるためのカリキュラムを用意しています。

向いているかどうかを確かめる3ステップ

  1. 1

    自分の声を録音して、1週間後に聞き返す

    自分の声への違和感は、聞き慣れることで消えていきます。1回で判断せず、間隔をあけて聞き比べてください。

  2. 2

    人前で声を出す場に、1回だけ出てみる

    向き不向きは、頭で考えるより1回やってみたほうが早く分かります。オープンキャンパスの体験レッスンのように、初心者だけが集まる場から始めるのが確実です。

  3. 3

    学ぶ環境の中身を比べる

    カリキュラム、通う期間、費用。この3つを並べて比較します。入学案内資料(パンフレット)には、1年目に何を学び、2年目に何をするのかが学科ごとに載っています。

向いているかどうかは、頭で考えるより、声を出してプロの講師から指摘をもらったほうが早く分かります。実際の選考で何が見られているのかを知りたい方は、声優オーディションの一般公募についてもあわせてご覧ください。カリキュラム・学費・入学までの流れは、無料の入学案内資料(パンフレット)で確認できます。

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