ゲーム専門校の学費はいくら?平均額や奨学金制度、学校の選び方を解説
2023.05.19

ゲーム業界に就職してクリエイターとして活躍するためには、ゲーム制作に関する知識やプログラミングなどについて学ぶ必要があります。
しかし、独学でゲーム制作に直結するスキルを習得するのは難しいため、専門校に通うのが一般的です。
本記事では、ゲーム業界の専門校の学費や利用できる奨学金制度、学校の選び方などについて解説します。
ゲーム専門校の学費は、入学金の支払いが必要な初年度が130万〜150万円ほどであり、私立大学とほぼ同じか若干高く設定されています。
学校やカリキュラム内容によってはもちろん、通学年数によっても費用は異なります。
学費だけではなく、自分が学びたい内容や設備などを調べたうえで進路を決めると良いでしょう。
ゲームクリエイター向けの専門校は、学校である以上は入学金や毎年の学費の支払いが必要ですが、経済的理由で入学や就学を諦める学生も少なくありません。そのような場合は、奨学金などの利用を検討することも大切です。
ここでは、専門校でも利用できる奨学金制度や学費免除制度などを紹介します。
教育ローン
教育ローンとは、入学費や授業料などに必要なお金を、金融機関からローンで借り入れるという方法です。
教育ローンには、日本政策金融公庫が提供している「教育一般貸付(国の教育ローン)」と、銀行や信用金庫、JAなどの民間の金融機関が提供しているローンがあります。
国の教育ローンは金利が低く、固定金利なので返済期間が分かりやすいという特徴があります。一方で、世帯年収が設定されている上限を超えると利用できないというデメリットがあります。
民間の教育ローンは世帯年収の上限設定がなく、一定の収入があればローンを組みやすいというメリットがあるものの、金利が高めで世帯年収が低いと審査に通りにくいという点はデメリットでしょう。
新聞奨学生制度
各新聞社が実施している奨学生制度で、学業と新聞配達業務やその付随業務を両立させることにより、学費の大部分または全額を奨学金として奨学会が負担してくれます。
2年間新聞奨学生を続けることにより貸与された奨学金は、全額返済免除となります。
学校独自の奨学金制度、学費免除制度
大学や短大、専門校などの各学校で、独自の奨学金制度、学費免除制度を設けている場合もあります。
例えば、代々木アニメーション学院では、以下のような学費免除・支援制度があります。
・最大20万円(出願時期によって変動)の学費免除か、週1コースまたはYOANI ONLINEを特別授業として無料で受講するかの、いずれかを選択できる「AO入学」
・出願時に一人親家庭の場合、学費が10万円免除される「母子・父子家庭 進学支援制度」
・出願する人の兄弟姉妹が代々木アニメーション学院に在籍中、もしくは兄弟姉妹や保護者が卒業生の場合に学費が10万円免除される「親子・兄弟姉妹学費免除制度」
・2種類の返済方法を備えた独自教育ローンの「代アニ教育ローン」
学校によって奨学金制度の有無はもちろん、制度の対象者や支援金額、返済ルールなどが異なるので、入学前に調べておくことが大切です。
日本学生支援機構の奨学金制度
対象校でなければ利用できないため注意が必要ですが、独立行政法人日本学生支援機構(JASSO)が行っている奨学金制度もあります。
奨学金には、返済が不要な「給付奨学金」と将来的な返済が必要な「貸与奨学金」があり、一般的な大学などでも幅広く利用されている認知度の高い制度の一つです。

ゲームクリエイター向けの専門校を選ぶ際には、就職に必要なスキルを身につけられることはもちろん、卒業後に就職できる可能性が高くなければならないでしょう。
ここでは、ゲーム専門校の選び方のポイントを解説します。
自分が必要とするスキルが習得できるか
ゲームクリエイターになりたいならば、そもそも自分が学びたいプログラミング言語やゲームエンジンに関するカリキュラムがあり、就職に必要なスキルを習得できる必要があります。
ゲーム業界に限らずIT技術は変化が激しいため、カリキュラム内容が定期的に見直され、変化に対応していることも大切です。
また、授業で使用するパソコンが最新のゲーム開発に適した機種を扱っているかなど、専門校側がプログラミングを行う上での設備環境を整えているかどうかも確認しましょう。
ゲーム開発は1人で行うのではなく、プロデューサーやデザイナー、ディレクターなどのさまざまな人と協力して行います。そのため、ゲームをチームで制作するカリキュラムが組まれているかチェックすることも欠かせません。
講師陣のスキルや指導力は高いか
ゲーム業界に就職するために必要なカリキュラムが整っているのはもちろん、講師陣のゲーム制作スキルや指導力の高さも重要です。
専門校によっては、新機種に対応したゲームの制作実績が少ない、ゲーム会社でチーム開発を経験したことがない人が講師を勤めている恐れがあります。
ゲーム制作の現場はチーム開発が基本であり、技術の変化も激しい業界です。そのため、業界経験が乏しい講師から習うと戦力として活躍しにくいといったデメリットがあります。
ゲームクリエイター向けの専門校を選ぶ際には、講師にゲーム制作の実績があるか、スキルは最新のゲームエンジンに対応しているか、といった点を事前に確認しましょう。
卒業生の就職率
希望する専門校の卒業生の就職率が高いことに加え、自分が希望している業界や会社への就職実績の有無は大切な判断ポイントです。
自分が将来的に就職したい業界や会社への就職実績がなければ、学校が就職先の業界や会社との関係性を築けていない可能性があるので、就職に苦戦するかもしれません。
就職支援が充実しているか
卒業生の就職率以外にも、学校の就職相談が充実しているかを確認することが重要です。専門校で学生の就職サポートが行われていないと、就職活動の進め方が分からないまま、自力で情報収集をしなければならなくなる恐れがあります。
そのため、専門校の就職支援室の取り組みについて、以下のようなことを確認しましょう。
・ゲーム業界の会社を招待しての説明会が定期的に行われているか、
・インターンシップの紹介や参加支援などは行なわれているか
・会社の採用担当やリクルーターが定期的に訪問しているか
・OB・OGの就職活動報告などが共有されているか
代々木アニメーション学院では、ゲーム業界・開発の基礎技術や企画立案などの総合分野を学べる「ゲームクリエイター科」や、ゲーム業界で各種プログラマーやUnityエンジニアなどとして活躍する人材を育成するための「ゲームプログラミング科」があります。
代々木アニメーション学院は、Unityとトレーニングパートナー契約を結んでいるため、Unity認定ユーザー・認定アソシエイトの資格取得を目指せます。高性能のゲーミングPCが学生1人に1台設置されており、代々木アニメーション学院の他の学部の学生とチームを組んでゲーム制作ができます。
講師陣もゲーム業界の最前線で開発経験があり、業界関連企業との関係性も深いため、年間で500枠を超えるほどの就職機会を提供しています。
「AO入学」などの奨学金制度や独自の教育ローンもあるので、ゲームクリエイターへの就職を希望するなら代々木アニメーション学院がおすすめです。
ゲームの専門校を選ぶときは学費も大事ですが、ゲームクリエイターに必要なスキルを習得できるのはもちろん、就職率を確認することも大切です。
ゲーム業界で活躍するために、プログラミングやゲームエンジンの最新技術を習得でき、チーム開発が経験できるような専門校を優先的に選び、学費については奨学金や教育ローンの利用も検討しましょう。
代々木アニメーション学院のように、プロの講師から学びながら就職活動の支援を受けられるような専門校の利用もおすすめです。