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2021.02.24

東京校通信vol.11公開!!アニメ音響科講師&アニソンアーティスト科講師による、必ずためになる㊙テクニックをじっくりご覧ください!!

春節期間のご挨拶

中国では新年のお祝いをする旧正月という期間があります。
今年は2/11~2/26までがその期間です。

日本では新年のお祝いでお餅を食べますが、向こうは餃子湯圓(タンエン)という日本の白玉のような食べ物で新年のお祝いをします!

そんな話をしていたら、なんとイラスト科の先生がおいしそうな餃子のイラストを描いてくださいました!

代アニでは留学生の方からのご質問やご相談も募集しています。
各SNSで受け付けていますので、お気軽にお問い合わせください♪

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3月ビッグゲストのご案内

3月のオープンキャンパスでは声優、アーティスト、イラストレーターなど、様々な分野で活躍される方々をゲストにお迎えしてオープンキャンパスを開催していきますよ!

3月13日(土)​は声優​の平川 大輔さんをゲストにお迎え♪
3月14日(日)は人気イラストレーターの岸田 メルさん​がご来校されます。

3月17日(水)​は映画「銀魂 THE FINAL」の設定制作を担当した​​凌曦さん​!
なんとアニメ監督・演出科の卒業生なんですよ!

3月20日(土・祝)​は映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」で作画監督を担当されている田中 将賀さん。​
「とらドラ!」、「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない」、「心が叫びたがってるんだ。」、「君の名は。」、「天気の子」と数多くの名作でキャラクターデザインを担当されていますよ!

3月21日(日)​は声優​の山谷 祥生さん​とストレートエッジ代表の三木 一馬さん​のWゲスト!

3月27日(土)は演劇プロデューサー​の松田 誠さんがご来校!
ミュージカル「テニスの王子様」やミュージカル「刀剣乱舞」の生みの親ですよ!

3月28日(日)は声優​・アーティストとして活躍されている仲村 宗悟さん​がゲストで来校♪

そんな盛りだくさんの内容でお送りする3月のオープンキャンパス!
ご興味のある方はぜひ、下記ボタンから確認してくださいね。

講師インタビュー

記者 本日はアニメ音響科より中邑先生をお呼びしました!
中邑先生、よろしくお願いします!

中邑先生 よろしくお願いします!

中邑 哲朗
代々木アニメーション学院を卒業後、音響効果会社に就職。
MAミキサー・音響効果として映像作品の音響業務に携わる。
活躍の場は「めざましテレビ」「BS12水曜バスケ」などテレビ番組の他、CM・ボイスサンプル・イベント音響など多岐に渡る。

記者 さっそくですが、中邑先生が音響というお仕事を目指すようになったきっかけを教えてください。

中邑先生 映画好きが高じて、映画のサントラに興味を持ったことがきっかけでした。
サントラって歌のない音楽がその映画以外、例えばTVのバラエティ番組で使われていることを知り、「映像に合わせて音楽を選ぶ仕事があるんだ!」と感動し、その道を考えるようになりました。

記者 ありがとうございます!
映画のサントラ、といただきましたがいちばん興味を持ったサントラは何だったのですか?

中邑先生 当時人気だった「料理の鉄人」という番組で使われていた「バックドラフト」という洋画のサントラですね。
これを言うと年がバレちゃうんですけど笑
そのサントラが料理の鉄人で使われているとを知った時、全く違う映像のために使われていた曲が上手くはまると全く別のイメージになるんだなと、とても驚きました。
多分、当時の日本人はその曲を聴いたら消防士より料理のイメージが強かったと思います。

そこからハンス・ジマーという作曲家を知り、調べて聴くようにもなりましたね。

記者 その経験から作曲家や音響監督を目指そうと思ったのでしょうか?

中邑先生 今考えると音響監督をやりたかったのかなと。
そこから紆余曲折を経て、MAミキサーというアフレコ現場での録音や編集をするスタジオでの仕事がメインの職種に就きました。

記者 MAとは何の略ですか?

中邑先生 Multi Audioの略ですね。
複数の音源を扱うので、そう呼ばれています。

記者 ありがとうございます。
そんな中邑先生から見て音響科に向いている人はどんな人だと思いますか?

中邑先生 音に関心を持つことができる人ですね。
聞こえ方の変化などに敏感に喜びを感じられる人が向いていると思います。

記者 例えばどんな人でしょうか?

中邑先生 そうですね…ポテトチップスの袋を振った時に中身があればそこで音が鳴りますよね。
自分で持つことで中身があるかないかは分かりますが、他の人が判断するには音がないと分からないんですよ。

そういうことに面白さを感じられる人はすごく向いているんじゃないかなと思います。

記者 なるほど!すごく面白いです!
中邑先生が実際、そういった「音」の現場で仕事をしていちばん感動したエピソードは何ですか?

中邑先生 自分が関わった作品を観た人がTwitterで「感動した」と反応をくれたことですね。
一度あったのが、悲しいシーンで犬が悲しく吠える瞬間を際立たせたいという依頼で、最初の自分のイメージは泣ける音楽を前面に出すという方向性だったんです。

それを試行錯誤して犬の吠える声がよく聞こえるように調整した結果、視聴者さんから「涙が止まらなかった」と反響をもらえました。

記者 それは喜びもひとしおですね。
ただそこでの苦労も大きいものではないでしょうか?

中邑先生 そうですね、制作側は作っている映像を何度も観るので新鮮みが薄れてしまうのですが、「初見の人がどう感じるか」をずっと意識しないといけないので根気がいりますね。

記者 ありがとうございます。
そんな中邑先生が代アニで教えようと思ったきっかけは何だったのでしょうか?

中邑先生 就職した会社の方から、代アニだから採用したと言われた経験があり、代アニのおかげでやりたい仕事に就くことができたという思いが強くありました。

そうした中で、今度は自分が後輩が業界に入る手助けをすることで、母校に恩返しをしたいと思うようになったのがきっかけです。

記者 中邑先生がご卒業された学科も音響科だったのでしょうか?

中邑先生 いえ、当時はアニメVオペレーター科の音響コースという名前でした。

記者 代アニに決めたきっかけは何だったのですか?

中邑先生 進路を考えていた時に、「音に関わりながらアニメの仕事もできる職種に就きたい」と考えて、いろいろ調べた中で代アニがいちばん良いと感じて入学を決めました。

記者 当時の音響コースと今の音響科と比べて、「ここは違うな」というポイントはありますか?

中邑先生 当時の音響コースも業界への準備という面では十分な環境でした。
ただ、学科の中にあるコースだったので、今は学科としてもより専門的な勉強ができているなと思います。

記者 というと?

中邑先生 自分が現場で仕事をしていて、「もっと勉強しておけばよかった」と思ったことも学んでいますね。
「すごく恵まれているな」というのが第一印象でしたね。

Pro Toolsの勉強でもDTMの勉強でも「何でも吸収するぞ!」という人には最高の環境だと感じます。

記者 ありがとうございます!
他にはどんなことを学べるのでしょうか?

中邑先生 効果音を作る音響効果や声の録音技術についても学べます。

記者 本当にいろいろなことが学べる環境になっているんですね。

中邑先生 そうですね。
どれも専門的に深く勉強していくので、抵抗感を感じる人がいると思いますが、例えば楽器の演奏も一朝一夕ではできませんよね。
簡単な曲から難しい曲やオリジナル曲が弾けるようになって、とステップアップして弾けるようになる、そういうステップアップに抵抗がなければ0からの人でも大丈夫なカリキュラムになっているので、安心して入ってきて欲しいと思います。

記者 ありがとうございます!
今の音響科の学生の雰囲気はどのような感じですか?

中邑先生 アニメが好きで落ち着いている子が多い印象です。

記者 私個人として、礼儀正しい子が多いなとも思います笑

中邑先生 気質の部分もあるかもしれませんが、ビジネスマナー、ビジネススキルも授業の中で力を入れているので、そこも大きいかもしれませんね。

記者 ありがとうございます!
改めて「音響科のここが良い」というポイントは何でしょうか?

中邑先生 そうですね。本格的な音の知識や技術を1から学べることですね。
他の学科以上にほぼ全員が0からやりたい子なので、スタートラインを気にしなくても良い点は魅力的だと思います。

記者 根気と興味があれば大丈夫ということですね。

中邑先生 はい、いろいろなことに興味を持ててじっくり取り組めるのであれば、やったことがなくても大丈夫です!

記者 ありがとうございます。
最後に音響科の在学生と未来の新入生へ一言お願いします。

中邑先生 私個人の言葉になってしまいますが、音響業界で何か1つ「やり切る」目標を持って欲しいと思います。
私にも「今日の仕事は最高だった!もうこの後辞めさせられてもいい!」と思える仕事をした経験があって、「あの声優さんと同じ現場で仕事をする!」、「アニメのテロップに載る!」、など自己満足な目標でも良いので、「これだけはやり切るぞ!」という目標を持ってそれをクリアして欲しいです!

ゴールがないまま、その世界にいるよりは絶対に良いので、何か目標を持って音響業界に進んで欲しいです。

記者 ありがとうございます!
本日は中邑先生にインタビューにお答えいただきました!
本日はありがとうございました!

中邑先生 ありがとうございました!

極私的オススメ紹介 ~英三先生

皆さんお元気でしょうか?
アニソンアーティスト科の坂本 英三です。
もうすでに花粉症も始まったようで、声を使う人には何とも厄介で憂鬱なシーズン到来ですね。
鼻が詰まっていたり、喉がイガイガしていたら歌っていても辛くて楽しくないですよね。
そういう私も花粉症です。
花粉のシーズンであろうとなかろうと歌のお仕事は1年中続きます。
そこで私がこの花粉シーズンを乗り切るための必需品を紹介しますね。

「おぉ、なんかいろいろたくさんあるけど何が何でどれがどこに効くの??」
そんな声が聞こえてきましたので1つ1つ説明していきますね。

私の場合はレコーディングやツアーやリハーサルが連日続くと、当然、喉も疲れてきて、朝起きた時など喉は痛いし声がガラガラで喋り声も絶望的、、、
(絶叫しすぎ。という説もありますが、、)

それでも歌わなくてはいけないのがプロの世界。
そんな絶望的な喉の状態から一体どうやって「歌える」状態に戻しているのか?
説明していきましょう。

まずは鼻の洗浄
小さな哺乳瓶のような容器に液体を入れて鼻から注入して口から出す。
痛そうなイメージがありますがこれが全くの無痛です。
ツルツル~っと滑り込み、鼻の奥から口へと気持ち良く滑り込んでいきます。
鼻の奥、喉のネバネバしたものが流れ出て鼻や喉の通りがとても良くなります。

次は点鼻薬
これは少し「つーん」としますが気持ち良いですよ。「シュッ!」と一撃。
次は喉の奥へフィニッシュコーワを「シュッ!」と追撃。
鼻と喉の両方向から攻めていくのです。

そうしたら吸入器で喉に潤いを。
吸入器には真水でも問題ないのですが私は真水に吸入液を混ぜて使用しています。
この吸入器から発せられる水蒸気がとても気持ち良いのです。
心も体もリラックスしていきますよ。なんか素敵な声が出そうな気がします。

さぁ、吸入が終わったら最後に喉に優しい飲みものを。
ということで私はマテ茶を愛飲しています(ホットです)。
マテ茶は南米に行った時によく飲んでいたので今でも飲んでいます。
蜂蜜を少し混ぜるとさらにおいしくなり喉にも優しいです。
今はあまり飲んでいませんがスロートコート茶も喉が滑らかになります。
後は部屋の加湿器を少し強めてあげると喉に優しいと思います。

これが私のレコーディングやツアーで喉が枯れている時や疲れている時に、朝起きてまずやることです。
結構、手間や時間がかかりますが気持ち良く歌うためには、声を出す前のこの喉の起ち上げが重要なのです。

さぁ、喉を起ち上げたら、今日の喉のコンディションをチェックしながら歌いながら温めていきましょう。
今日も私は気持ち良く弾いて歌って録音していま~す。

喉のケアとしていちばん大切なのは「睡眠」です。
睡眠はしっかり取りましょう。

そして複数の人と歌ったりする時はマスクに除菌
もうこれは歌を学ぶ時のルール、マナーになってきましたね。

それでは今日も張り切って歌っていきましょう!!

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