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2022.10.26

大阪校通信vol.18公開!! 秋は将来に向けた準備シーズン

『2年生はこんな授業を受けています!』

ついにアニメ学部では今年も卒業制作が始まりました!

アニメ学部では2年生になると卒業制作として、アニメーター科、アニメ監督・演出科の学生が合同でアニメ作品を作る授業があります。声優はもちろん声優タレント科の学生が担当!オーディションによって選ばれた学生が出演します。

写真は5月に行われた学生達の企画会議の様子です。学生達が考えた企画から、今年は何と2班に別れて2作品を作ることになりました! 本格的に作画作業が始まるのは少し先ですが、現在は作画を行う前にシナリオや映像の設計図である「絵コンテ」を作る作業を行っております。

他の専門学校と違い、代々木アニメーション学院ではアニメを作る為の専門分野に別れた各学科の学生との打ち合わせが必要なので、制作のとりまとめは大変ですが、実際のアニメ制作と同じ流れを体感する経験が就職してから直ぐに活かされるのです。

『雨が降っているなら傘を使ってやってみよう!』

2.5次元演劇科の講師が教える『家でもできる殺陣の練習』を紹介します!
【お願い:くれぐれも、道具を使う際は十分に安全を確認して行ってください!】

今回、気軽にできる殺陣のうち『血降り』のやり方について紹介します。おすすめは“雨の日”です!

大体の家にあって刀の代用として使えるのが傘です。もちろん木刀などがあれば、そちらを利用ください。

それではやってみましょう!

①構え方
まずは姿勢です。大事なのでもう一回言いますね。まずは姿勢です。間違っても自分の足にぶち当てない様少し足を開いた状態で構えましょう。 右手はかっこよく傘が真横になるように。 左手はさりげなく腰に据えて下さい。

②動き
画像のように弧を描くように降り、所定の場所でピタっと止めます。 遠心力を感じましょう。この時に右足注意です。当たると傘についた全ての水が、右足に全力で降り注ぐのでお気を付けを。

ポイントは、傘についた雨を“地面に振り払う”イメージです!

※気軽にできる分、人や物にあたると危険ですので(水滴も含め)、十分に気を付けてやってみよう!

最後におまけとして『納刀』について画像を添付しておきますので、ぜひチャレンジしてみてください!

いかにきれいに魅せるか。をテーマに日々学生はトレーニングしています。それでは、体験イベントや見学でお待ちしております! ※傘はなるべく正しく扱いましょう。

『引き出し、いくつ持ってる?』

先日学生が挑戦した『モノクロ質感表現』。線画、見本、工程手順があって、質感表現だけに特化した作画練習ですが、質感表現と言われて皆さんは意識して作画したことはありますか?

今回取り上げている車を仕上げるには、観察力と仕上げスキルをいくつ持っているかがカギ。今回はこの練習課題をやってみた! という事でいってみましょう!

まずは学生さんが挑戦してくれた作品から抜粋。

車の質感で大切なのは金属の光沢感と重量感。光を表現する事で光沢を作り、ベタを入れる事で重量感を加えるのがポイント!

しっかり見本を見て作画出来てますよね。見るべき箇所は押さえてあって大変良いのですが、そのクオリティを上げるのが『仕上げスキル』です。

①光のラインが入っている所は綺麗に白くなっている所とボヤけた箇所を如何に表現するか
②ベタ=映り込みなので、「何が映っているか」をイメージしながらベタを入れられているか
③処理ツールをどれくらい使いこなせるか

上記3つが大切。
ツヤを表現するコツ、柔らかい質感を出す削り方、映り込み処理スキルの引き出しの数が最終的な仕上げのクオリティに差を付けます。

それを踏まえて講師が作画するとこうなります!

学生さんの作品と入れている光やベタの箇所はそんなに違いはありませんが、その処理方法の多様性で様々な表現を生み出す事が出来ます。どう描いたら読者の目に留まるか、胸に残るものが描けるか、といった楽しみ方が出来ると、皆さんの作画力はより高まります。ぜひ楽しみながら質感表現試してみてくださいね!

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