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2021.04.01

代々木アニメーション学院「春のオープンキャンパス」イベントレポート アニメーター「田中将賀さん」によるゲストトークを開催!!

3/20(土)、代々木アニメーション学院 東京校に、アニメーターの田中将賀さんがゲストとして来校されました!
※当日、会場ではソーシャルディスタンスを保ち、「新しい生活様式」に基づいた実施となりました。

田中さんは『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』、『君の名は。』のキャラクターデザインを担任され、それから現在上映中の『シン・エヴァンゲリオン劇場版𝄇』の作画監督も担当されています。

それだけでなく、なんと田中さんは代アニの卒業生!!
去る5年前、代アニで在学生向けの特別講座を開いたことがありました。その時以来のご登壇となります。
「やっと、声をかけていただきました(笑)。」

今回は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』のめんまちゃんのライブドローイングをやりつつ、代アニでの思い出とアニメーターとしての心得お話しいただきました!!

—アニメ業界に目指されたきっかけを教えてください!

「もともと絵が好きで描いて、高校生の時にマンガを投稿したこともあります。理系の大学に行っても絵が描きたいと思っていたので、代アニに進学することにしました。アニメーターを選択した理由は、絵が下手でも、描いたらお金をもらえる。動機は家でお金稼ぎたいと思って、アニメーターになることを決めました(笑)。やっぱりお金が稼げないと、親からの反対が強くて、……」

—その時どうやってご両親と相談しましたか?

「親のお金を使わず、新聞奨学生でいこうと思ったのですが、両親が自分の『アニメーターとして生活したい』という決意を理解してもらい、許可をいただきました。その経験から、失敗を恐れずにポジティブにとらえる大切さを学び、前に進むことができました。」

—代アニを選んだ理由は何ですか?

「当時は、アニメに関する専門学校が少なかったんです。でも代アニは全国に校舎があり、科目も充実していました。それから、代アニが無料で配っているスタートアップセット(案内書)というものがあったんですが、いろんなアニメ制作にかんする説明が印象的でした。松本梨香さんが掲載されていたので、気持ちが昂り、ふわふわしちゃいました。」

—受けた授業の中で印象残っている授業は何ですか?

「いちばんおもしろいと思っているのは、代アニのアニメーターの授業は、鉛筆の持ち方から教えてくれます。こんなに基礎から教えるのはすごいなぁと思いました。また、授業の後に自分が教室に残って絵を描いた時に、先生から的確なアドバイスをいただいて、すごく良い関係を構築できました。(その先生にはお酒を飲みに連れて行ってもらいました(笑)。)それから、部活動など、すごく充実した学校生活を送ることができました。」

続いてはお待ちかね、ライブドローイングのコーナーです!今年は『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。』放映十周年なので、田中さんは代アニのため、主人公・本田芽衣子(めんま)の描き下ろしを描いていただきました!

めんまちゃんを描きながら、現場で活きるコツとテクニックを教えていただきました。

めんまちゃんめちゃくちゃかわいいです!!!

それから、第二部の「プレミアム添削会」では、参加者の皆さんの作品を丁寧に添削していただき、たいへん勉強になりました。

—最後に、田中将賀さんからのメッセージ

「絵が好きということの、自分にとっての意味を常に考えなければならないと思います。『自分は何が好きか?』ということを考えると、勉強の時でも就職の時でも、努力の目標を明確することができます。なので、自分が『これが好き』という気持ちを大事にしてほしいと思います。」

田中さん、貴重なお話しをいただき、ありがとうございました!!

在学生と記念パシャり!

田中さんは4/3(土)名古屋校、4/4(日)大阪校の体験型オープンキャンパスに参加します。
アニメ業界に興味を持っている方、申込は下のリンクから~

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