海外アニメ映画『ゴミおばけがやってきた』公開記念舞台挨拶を行いました!
2024.10.07
代々木アニメーション学院・チャンス インが日本版制作を手掛けた海外アニメ映画『ゴミおばけがやってきた』の公開記念舞台挨拶をユナイテッド・シネマ豊洲で行いました!
代アニの声優・エンターテイナー学部長でもある松本梨香さん、井上喜久子さん、森久保祥太郎さん、そして代アニ卒業生の高野麻里佳さんと葉山翔太さんが登壇された、大盛り上がりのイベントの様子をご紹介します。
▼主人公・マックス役の松本梨香さん、マックスの母親・ソフィア役の井上喜久子さん、マックスたちの前に立ちはだかる悪徳業者・ハンマー役の森久保祥太郎さん、ゴミがだいすきなオルヒーファミリー・モッシー役の高野麻里佳さん、メッシー役の葉山翔太さん。

世界的ベストセラー児童書をアニメ映画化した本作。最後のゴミ収集員がいなくなってしまった町・スメリーヴィルを舞台に、ゴミ山の臭いを解決しようとしている主人公のマックスたちが、ドラゴンに乗って町にやってきたゴミを食べるオルヒーとの出会いで、町を救う方法を見つけ出す物語です。
この日出演者のみなさんは、オルヒーをイメージした緑色の衣装やアイテムを身にまとっていたのですが、ヒョウ柄のワンピースで登場された松本さんに早速「若干ヒョウに目が行ってしまう」というツッコミが!よく見ると緑色のポイントがしっかり入っていて「うヒョウ!?これも緑の一部ですよ!」(松本さん)「そうだね、かわいい♡」(井上さん)といったやり取りで、冒頭から会場が笑いに包まれました。
また、衣装選びの際、ネットでカッパの衣装を購入しようか迷ったという松本さん。売り切れていて結局購入はできなかったそうなのですが「そこまでいったほうがいいんじゃないかなと思って。緑が似合うのは松本梨香かカッパかどっちかというくらいだから頑張らないといけないなあと思っていたんです」と、緑色の衣装に全力で挑もうとされていた様子に、森久保さんが「(売り切れていて)残念!」井上さんが「梨香ならやりかねないよね(笑)」とツッコみます。

続いて、登壇者のみなさんから一人ひとりご挨拶を。
松本さんが拍手をあおると、拍手と言えばでおなじみの「チャッ!チャチャチャ!」のリズムで締め、会場を盛り上げます。
続いて井上さんからは「みなさんおはようございます。井上喜久子17歳です♡」「おいおい!」というこれもまたおなじみの自己紹介に続けて「ここにね、永遠の10歳が…」と松本さんを紹介する場面も!
また森久保さんは「本日は、我が社が建てたユナイテッド・シネマ豊洲にお越しいただきありがとうございます!」と、悪徳業者・ハンマーを演じながらご挨拶され、高野さんと葉山さんもご自身の役のセリフを披露しながら挨拶されていました。
さらに、高野さんと葉山さんが演じた双子のキャラクターがかわいかったというお話しから、「髪型もちょっと(役に)寄せてきた?」(森久保さん)「そうなんです~!!」(高野さん)というやり取りも。
すかさず松本さんから「だってさ、これ顔でキャスティングされてるんだよ?」というお話が飛び出し、「梨香さんが言うと本当だと思っちゃうから!!(笑)」とツッコむ高野さん、「私あんなにしゃくれてました!?」と実際にしゃくれているような喋り方で話す森久保さん…と息のぴったりのトークが繰り広げられました!

みなさんの軽快なトークで会場が温まったところで、いよいよ本題!映画に関しての話題です。
「自分がこの役に決まってイメージしたことや、注目して観てほしいところは?」という質問に答えていただきました。
■松本さん
音響監督さんから「この役どうですか?」と声をかけていただいた際に「私にピッタリだな」と思って受けさせていただきました。
アドリブもたくさん入れてもらっています。私がゴニョゴニョ言っているところがあって…みなさん気づきましたか?
何テイクか録ったのに、ちゃんと言えていないほうを使っているんですよ。
すぐ音響監督に電話して理由を聞いてみたら「それがリアルで面白いから」と言われたんです。
そういうところも注目してもらえるといいかなと思います。
また、一番最後のセリフもこだわっていて、「家族」というワードが出てくるのですが、もともと違うワードだったのを私から提案させていただいて。
いいんじゃないとみんな言ってくださって、そのセリフになりました。
面白ワードだけではなく、ちゃんと物語を考えて演じさせていただいています。
■井上さん
教育ママのようなお母さんなのですが、マックスがすごくいい子だからひどいお母さんではないなと思ったんです。
愛情があって、いいところもいっぱいあるんじゃないかなと。
マックスの想いがすごく伝わってきて、演じながら楽しかったです。
普通はお母さん役ってまわりを見守ることが多いのですが、この作品ではびっくりした展開もありました。楽しかった!
■森久保さん
個人的な話なのですが、僕があまり他ではやらせてもらえないようなキャラクターでした。
普段はうら若き青年が多いので…(会場から笑い声が聞こえ)失笑が聞こえました!(笑)
(松本さん「ピッタリでした!こういう役やらせたら右に出る人いないよね!」)
まだ早いです、まだ早いです…(笑)
声優人生の中でこういう役を今後もやっていきたいなと思ったいいきっかけの作品で、全身全霊で演じさせていただきました。
■高野さん
映画を見返してみたら、自分のセリフがなんて言っているかわからなくて…
どういうことかと言うと、例えば「さかなのオナラ~!」という普段口にしないし耳にもしないセリフがあるんですが、アニメーションの中の早口で言われるとそれが何回聞いてもわからなくて、台本で確認しました(笑)
みなさんも1回では聞き取れなかったかもしれないですけど、そういった“オルヒー語”がふんだんに散りばめられているので、解読しながら見てみるのも楽しいんじゃないかと思いました。
■葉山さん
(高野さんのお話を受け)僕もそれすごくわかって、唯一覚えているのが「イボイボバイバイー!」というセリフなんですけど、もう一度注意して聞いてみてほしいですね。
あとはやっぱり、ラストシーンにオルヒーたちの楽しい世界観が詰まっているなと思っているので、どんな遊びをしてるんだろう?など細かく見てもらえたら楽しいんじゃないかなと思います。

ここまでのお話がとても盛り上がってしまい、なんと残り時間がわずかに!
そこで、「ゴミが題材の作品ですが、普段のエコのために気をつけていることは?」という質問に、井上さん「水筒!」葉山さん「ポイ捨てしない!」高野さん「“おあがり”“おさがり”をすごくしていて、おばあちゃんの洋服を着ることが多いです!」とテンポよく回答してくださるみなさん。
「コンビニで不用意に割りばしなどをもらわない!では次の質問に…」と、松本さんを飛ばして次の話題に移ろうとする森久保さんに、おいおい!と松本さんがツッコむ場面も(笑)
そんな松本さんは「空になった卵のパックを、絵を描くときに絵の具のパレットにしています」とお話しされ、「すご~い!」とみなさんから拍手がわいていました。
そして「オルヒーファミリーに負けない、我が家の面白エピソードは?」という質問にも駆け足で答えていただくことに。
すると松本さんから、以前井上さんが「家族はみんな魚だ、自分のことはマンボウに見える」と言っていたという情報が!
松本さんのことは「トビウオ」に見えると言っていたということで、他の3名は魚で例えると何に見えるのか?という話になると、森久保さんのことは「シュっとした魚…カツオ!」葉山さんのことは「ヒラメ!」高野さんのことは「エンゼルフィッシュ!」と次々と答えていった井上さんなのでした。

ついにお時間がきてしまったということで、最後に「舞台挨拶イベントに来てくださった方・これから見ていただく方へのメッセージ」をいただきました!
「児童書が題材の映画ですが、大人の心にも響くストーリーです。悩んだときなどにも見ていただくと、グッとくる瞬間がたくさんあると思います」(葉山さん)
「“さかなのオナラ”声優人生で一番難しいセリフでした(笑)家族みんなで楽しんでいただきたいなと思います!」(高野さん)
「お子さんたちには純粋にこの世界を楽しんでいただき、大人には未来を考えるきっかけにしてもらえたらなと思います」(森久保さん)
「いろいろな気づきがある作品です。ドキドキとハラハラもいっぱい詰まっているのでたくさんの方に観ていただきたいです!」(井上さん)
「私が演じたマックスは誰かのために頑張っているキャラクターだと思うんです。誰かに手を差し伸べたりすることはすごく大事だよなと考えてもらえたら嬉しいです」(松本さん)

『ゴミおばけがやってきた』はユナイテッド・シネマ豊洲での上映を皮切りに、全国のユナイテッド・シネマでイベント上映を行います。
オルヒーたちの大冒険をぜひ、お見逃しなく!!
また、本作には代々木アニメーション学院の学生たちも数多く出演していますので、そちらにもご注目ください!

10月4日(金)公開!
世界的ベストセラー児童書をアニメ映画化
『ゴミおばけがやってきた』
提供:代々木アニメーション学院/チャンス イン
配給:チャンス イン=ローソン・ユナイテッドシネマ
【ストーリー】
最後のゴミ収集員がいなくなってしまった町、スメリーヴィル、ゴミ山の臭いで観光客数は史上最低になり、町の通りはガラガラに。
そんな中、ゴミの臭いを嗅ぎつけたオルヒーがドラゴンに乗って町にやってくる。
ゴミ山の臭いを解決しようとしているマックスとロッタ、フォームワージー教授は、ゴミを食べるオルヒーとの出会いで町を救う方法を見つけ出す!
しかし、悪徳なハンマー建設によってゴミ山の場所にリゾートスパを立てる計画が…。
オルヒーを町から追い出そうとする大人達とそれに反対する子供達。
スメリーヴィルの運命はどうなるのか―。
【日本版キャスト】
松本梨香、水瀬いのり、井上喜久子、森久保祥太郎、高野麻里佳、葉山翔太、岩崎諒太、新田恵海、森嶋秀太、平山笑美、前田佳織里 他