【突撃! 隣の代アニ授業】VTuber科編/知識ゼロからでも目指せるカリキュラム!!
2024.09.24
代アニVTuber科の謎に迫る!
2030年ごろには一兆円規模に達するとまで言われているVTuber市場。国内では大小さまざまな事務所が設立しており、数多くのVTuberが活躍しています。
そんな中、2024年4月から始まった代アニのVTuber科は、カリキュラムの監修を「にじさんじ」を運営する業界のトップランナー・ANYCOLOR株式会社が協力したこともあり話題を呼びました。
開講からはや5ヶ月。VTuber科がどんな授業をしているか、VTuberを目指す人やVTuberが好きな方は気になっているのではないでしょうか?
というわけで、授業中のVTuber科(東京校)に突撃取材を敢行しました!
模擬番組を作る!?
この日の授業は、企画から打ち合わせ、リハ、収録、納品まで実際に行う内容でした。いかにもVTuberっぽい授業!
ワクワクしながら打ち合わせをしている最中の教室に入ると、それぞれの席でノートPCに向かって話し合っていました。
輪になって打ち合わせをしている姿を想像していたので、ちょっとビックリ!
現在、VTuber科の授業は大阪校をリモートでつないで合同授業を展開しているので、大阪校の学生と話しているのかなと思いました。が、それは半分当たりで半分外れでした!
VTuberやネット配信を好きな方ならご存じのこととは思いますが、そういった活動ではコミュニケーションはDiscordというツールを使うのが主流です。
学生たちもこのツールを使って大阪校の学生と話してはいたのですが、なんと同じ教室内にいる学生同士もDiscordで会話していました。
なぜならば、実際のVTuber同士の配信でも、多くはDiscordを使ってコミュニケーションをとります。
まさに本番仕様で授業を行うため、今教室内にいるクラスメイトではなく。それぞれが独立した場所にいるVTuberとしてDiscordで通話をしているというわけなのです!
トライ&エラー続きのテスト
気になる企画内容を覗いてみると、ゲーム配信やテーマを決めた雑談配信、クイズなどのトーク配信など、グループによって千差万別。
全体の流れや話す内容など詳細を決めていきます。そして「実際にやってみよう」とテストをしてみると、さまざまなトラブルが発生しました!
相手のDiscordの音が聞こえない
収録する映像に効果音をポン出し(※タイミングを合わせて手動で音を出す)したいけど上手くいかない
などなど。
講師陣のアドバイスを受けながら、それぞれ問題を解決し、番組のブラッシュアップに励んでいました。
PC、マイク、オーディオインターフェース(マイクの音声をPCに取り込む機械)などの配信に必要な基本的な機材は、代アニが用意しています。
愛用のギアを持ってきてもOKなので、ヘッドセットやイヤフォンを持参している学生が何人かいました。
PCの画面を見てみると、それぞれアバターを使って実際に画面上に映しながら話していました。アバターはフリー素材を使ったり、買い切りの素材を使ったりしているそうです。
2024年現在、VTuberは「Live2D」(2Dイラストに立体的なアニメーションを加える表現技術)を使ったアバターが主流で、学生もそれぞれLive2Dでアバターを動かしていました。
話者の動きに合わせてアバターが動く様子を見ると、確かにこのキャラクターが生きて喋っているように思えますね!
いざ本番!
打ち合わせが終わると、それぞれ本番の収録に臨みます。
今回の番組は収録データを提出し、それが試験として評価の対象になります。
ということで少し緊張が見えながらも、それぞれのグループは楽しそうに収録していました!
本番後は、自分のグループ以外の番組を見ることに。
それぞれ企画の違いや演出の違い、掛け合いの違いなど、参考にできる点を学んで次に活かそうとしており、クラスメイトと話し合っていました。
最後に、今回の授業を担当していた小島先生が総括。
配信は1人で行うより、複数で行う方がトラブルの可能性が増えます。
私はいろいろVTuberの番組などにも携わっていますが、プロの現場でもトラブルは起きます。
大切なことは、向き合い方です。パニックになってはいけません。
生放送でトラブルが起きた時、いかにしてそれを乗り越えるか。
それには問題の切り出しが必要です。
どういう現象が起きていて、問題ない部分はどこなのか。
1つずつ考えていけば、原因と思われる場所がわかってきます。
それをリカバーするのか、あるいは思い切って別の方法をとるのか。
現場に応じて臨機応変に対応できるようになりましょう。
現場を踏んでいるリアルなアドバイスに、学生たちは皆、真剣に聞き入っていました。
生徒の声
授業終了後、VTuber科の学生に少しお話を聞きました!
どうして代アニのVTuber科に入学したのですか?
●好きなVTuberがいて、自分も同じフィールドに立ちたいと思って入学しました!
●もともと自分で配信をやっていて、VTuberという文化が流行ったので学ぼうと思っていたんです。そのタイミングで代アニが学科を開講したので飛び込みました!
●オープンキャンパスに何度か参加して、先生やスタッフの皆さんの対応が素晴らしかったので代アニに入ると決めました。ちょうどVTuber科ができたのでやってみよう! と思いました!!
授業はどうですか?
●楽しいけど、PCに触ったことがなかったので、最初は使い方を覚えることが大変でした
●配信に関する知識があまりなかったのですが、基礎的なことから丁寧に教えていただいているので、1人で配信ができるようにまでなれました!
皆さん和気あいあいな雰囲気で学ばれていて、とても楽しそうでした。
これからも頑張ってください!
講師からのメッセージ
授業や担任をしている講師の先生方から、代アニのVTuber科に興味がある方へメッセージをいただきました!
小島先生
入学してきた学生は、ほとんどが初心者でした。配信の仕組みやOBS(配信で使われるソフト)の機能を分かっている人も少なかったです。そういう人でもVTuberを目指せるのが代アニのVTuber科です。
1年生の間は、クオリティよりもまず「準備から配信まで1人でできるようになる」を目標としています。
一方、2年生になると、企画の作り方や台本の作り方など、中身のブラッシュアップをしていく授業が増えます。
初心者でも少しずつ、でも確実にステップアップできます。安心してお越しください!
石川先生
VTuber科の2年間で「活動し続けるVTuber」を目標としています。
そこに向かってしっかりとしたカリキュラムを組んでいますので、配信に関する知識があまりない方でも目指せます。
一緒に夢を叶えましょう!
小島先生、石川先生、ありがとうございました!
VTuberに興味がある方、「やってみたいな」と思っている方はぜひ、代アニのVTuber科へ!
お待ちしております!