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2020.11.01

声優「西明日香さん」によるゲストトークを開催!!

「八男って、それはないでしょう!」、「ブラック クローバー」、「ハイスクールD×D」など様々な作品で活躍中。
声優の西明日香さんを迎えてオープンキャンパスでトークショーを開催しました。

代々木アニメーション学院には初来校。
「声優グランプリ(雑誌)で見かけていた代アニがここか! 思っていたより学校だった!w」

いい意味で「学校」であることに驚きと納得をする西さんに、来場の皆さんもひと笑い。
そんな楽しい雰囲気でトークショーがスタートした。

ナレーターも声優も。好きなことをまとめて目指す

中学2年生頃、ワンピースにハマった西さん。
しかし、このときはまだ声優に特に興味はなかったそうだ。

そこに切っ掛けをもたらしたのが、海の映像と共にイルカや海の生き物を紹介する番組だった。
番組内の解説する声に惹かれた西さん。友人に聞いてみたところ、ナレーターという職業と同時に、声優がナレーターもやっていると教えてもらった。
初めて、いろんなことができる「声優」に憧れを感じたという。

声優になりたいとご両親に相談したところ、反対されてしまったそうです。
実際は反対というよりは、ご両親には声優やナレーターという職業がピンときていなかった様子。
西さんはそんなご両親をオープンキャンパスや様々なイベントに連れて行って、一緒に調べていったという。

最後は、「あっちゃんのやりたいことをやってみなさい」と言ってくれたそうだ。
そう話をする西さんの表情からは、とても仲の良い素敵な親子関係を思わせてくれます。

明るくおしゃべりな姿から想像ができない「引っ込み思案」な学生時代

もともと引っ込み思案だったんです。3人兄弟の末っ子で、いつもお兄ちゃん・お姉ちゃんの影に隠れていた。」
部活の吹奏楽では、男子は「相容れない別の生き物」のようでほとんど話さなかったという。

西さんが変わったのは、声優の専門学校に行ってからだという。
「授業で自分の殻を破ってみて、表現しないことは損だということに気づいた。クラスメイトはみんな同じ夢に向かっている。性別とか関係なく、気持ちが同じ方向を向いているから、仲良くなることができた。

「勘違い」で迎える暗黒の時代

今ではシグマ・セブンという声優・ナレーター事務所に所属して、多くの役で活躍する西さんに声優としての苦労話を聞いてみた。

声優は事務所に所属して、オーディションに受かってやっと役(仕事)がもらえる世界だ。
西さんは当時、事務所に所属すれば仕事がもらえると勘違いしており、現場に出るまで苦労したそうだ。
この頃を「暗黒の時代」と呼んでいた。

暗黒の時代、オーディションに落ち続けて気持ちが萎えてしまうことも度々。
そんな中で支えになったのは事務所の大先輩「玉川 砂記子」さんの言葉たったという。
「今の時期はみんなくさっちゃう時期。だけどダメだと周りが思っても、自分は大丈夫、くさっちゃいけないと自分を鼓舞して行かないと心が折れちゃう。だから、絶対にくさっちゃだめだ」と言ってもらえた。

この言葉と他にも多くの先輩たちの言葉で、つらい時期を乗り越えることができた。

西さんにとってターニングポイントとなった、「きんいろモザイク」の「大宮忍」役を勝ち取ったのもこの頃。
抜擢の知らせを聞いた日の帰り道は、背中に羽が生えたのかと思うほどふわふわとしていたという。
声優の枠に収まらない様々なユニット活動を通して、声優としての目指す姿が見えてきたそうだ。

トークショーの最後に業界を目指している皆さんへのメッセージを頂いた。

「日本=アニメみたいに世界では認知されていて、エンタメ業界はどんどん発展していくコンテンツ。
エンタメ業界を目指して、若い人だけではなく、社会人になってから目指して来る人もいる。
そんなみんなを応援するし、私自身もめちゃくちゃ頑張る。現場でみんなと会えることを楽しみにしています。

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