JP
JP

2020.10.12

女優「田上 真里奈さん」によるゲストトークを開催!!

10/4(日)代々木アニメーション学院のオープンキャンパスに女優の田上真里奈さんが来校されました!
当日、会場ではソーシャルディスタンスを保ち、「新しい生活様式」に基づいた実施となりました。

舞台、声優、歌手とマルチに活躍されている田上さんは子役から現役でお仕事をされているベテラン女優!

そんな田上さんに、代アニの講師で田上さんと『Trefle(トレフル)』でユニットを組んでいた芸能マネジメント科 後藤友香里先生から色々お話をうかがいました。

役者で生きることを決めた「素敵なこと」

最初にマルチに活躍される田上さんは、どんなきっかけで女優になったのかうかがってみた。

小さい頃お姉さんがダンスを習っていて、その発表会を見て「ステージって楽しそう、私もステージに立ちたい!」と表現を始めたのがスタートだったという。

初出演はなんと8歳!
子役として中学生の頃にはサウンド・オブ・ミュージックの舞台にも立っていたそうです。

しかし、高校に入学して一転。

子役もやらず、学校では部活にもはいらず、フツーのぽわーっとした学生に。
高1の夏に見かねた母親から、「なにかしなさい!」と怒られてしまったという。

それをきっかけに「お芝居をちゃんと勉強してみよう」と思い、養成所に入所。
子役の頃からお芝居をやって養成所にも通っていたが、このときはまだ職業にしようとはまだ思ってはいなかったといいます。

そんな田上さんの心を動かしたのは家族とドラマを見ていたときの出来事だった。

「ドラマは作品の一部になることで、全然知らない他人の記憶に残っていくことができる
それがとても素敵なことだと気がついたんです。」

そう気づいたとき、改めて女優を志す決心をしたそうです。

準備はしっかり、でも落ちるときは落ちる

話は変わり、オーディションに関する話に。
舞台や声優などいろいろな作品があるが、必ずオーディションがあり、ベテランも新人も同じように役を取り合う。
そんな厳しい世界にどのように向かい合っているかを聞いてみました。

若い頃はその場の集中力、ガッツ、そして謎の自信でなんとかなっていたが、経験を重ねるほどに、いろいろな状況を想定して怖くなってしまったという。

そんなときに田上さんが心がけているのは2つのこと。

準備をすること』と、『最悪シミュレーション』をすること。

セリフをもらったら、正解を掴みに行くと言うよりは、答えは出なくても自分なりに「こう」と思うものを考えて臨むそうです。

『最悪シミュレーション』は自分が思う最悪な状況をシミュレーションしておき、心の準備をしておくこと。
「もし、審査員がめちゃくちゃ怖かったら」とか、「控室でちょっと会いたくない人と会ってしまった」など。

時には同じグループのメンバーとオーディション会場で会ってしまい、役を奪い合うなんてことも。

色々なことが起こるオーディション。頑張っても落ちてしまうが、そんなときは落ち込むのかと聞いてみた。

「オーディションは受かるときは受かるし、落ちるときは落ちる。
役に対する相性もあるから落ちるときはしょうがない。

準備が足らずに落ちると気持ちが落ち込むけど、できることを最大限にやったら諦めもつくし、切り替えられます。

費用0円、一人でもできる俳優の準備

今日の参加者の皆さんは、これから俳優や声優を目指そうという人が多いということで、俳優になるためにやっておいたほうがいいことを聞いてみた。

田上さんが普段から行っていることは、生活の中で日々の行動を意識すること。
モノを取るときに「どちらの手で取ったか」、「どんなふうにとったか」など。これだけ!

「お芝居は再現の連続。想像できないことは再現が難しい。日常の行動を意識することで、想像できて再現しやすくなる。

お金もかからず、一人でできるのでオススメ!」と教えてくれました。

田上さんから業界を目指す皆さんへ激励メッセージ

最後に、参加者の皆さんへ激励のメッセージ。

「若い時期から自分のやりたいことを見つけて足を運ぼうという行動力はほんとに素晴らしい。
他の人よりも一歩抜きん出ていると思います!そこは自信をもって行動力と情熱を絶やさないようにしてください。

何をするにしても、『好き』や『情熱』がある人が勝ちます。技術や人柄も大事ですが、執念にも近い情熱とやる気、楽しいと思うことが大事です

将来、どんな道に進もうが情熱を燃やした期間は糧になるので、行動力と夢を胸に、もっともっと上を目指して頑張ってください!」

最後まで明るく楽しく、俳優についてお話ししてくれました。

LINE