銀河劇場アカデミー卒業公演「Replace」開催! 学生中心で舞台を制作

2025.03.25

2025年1月30日、天王洲 銀河劇場で2.5次元舞台制作・演出科とライブ制作科(銀河劇場アカデミー)の卒業公演『Replace』を上演しました。

原作は『バンク・バン・レッスン』や『八月のシャハラザード』でお馴染みの高橋いさをさん。今回の卒業公演の監修・協力を務めてくださった劇団「30-DELUX」さんに書き下ろした作品を、卒業公演用にIKKANさん(劇団テアトル・エコー所属。オフィス★怪人社代表)がリライト。現代を舞台に、大企業の御曹司と貧乏劇団の役者が入れ替わることで起きるドタバタコメディです。

天王洲 銀河劇場は、2.5次元演劇をはじめ数多くの作品が上演されている人気の劇場です。こんな劇場で卒業公演が上演できるのは、代アニが運営しているから! 企画から衣装、小道具、広報、会場スタッフ、そして出演者まで代アニの学生が中心となっているこの公演は、演劇やライブというエンタメ作品を生み出すために学んできたすべてを注ぎ込んだアツい作品となりました!

そんな学生の想いが込められた卒業公演の舞台裏をお届けします!!

2024年12月某日 ホン読み

顔合わせを兼ねた、出演者・スタッフが集まって台本を読み合わせる一番最初の稽古です。

学生はみんな緊張気味でしたが、読み合わせを進める内に次第に解れ、演技に集中するように。

この日はセリフの掛け合いの確認、キャラクター像や作品全体のイメージを共有し、製作陣は小道具や衣装の確認を行いました。

作品への意識を全員で統一し、本番へ向けて気合を入れました。

2025年1月某日 稽古

小屋入りする前の稽古場では、舞台のタテヨコの幅や役者が出たり入ったりする袖の場所、セットの位置などを、本番を行う天王洲 銀河劇場の舞台と同じサイズを想定して稽古します。

そうしないと劇場に入った時にスムーズに稽古できません。事前の準備がとにかく大事なのです。

というわけで、舞台のサイズ感を再現するために学生がバミっていました。本番の舞台と同じ長さに調整した紐を元に、角に目印を貼り、真っすぐなラインをテープで引いていきます。

とても素敵だったのは、学生たちが「こうやってやるといいよ」とお互いに教えながら作業をしていたことです。教える側は自分の技術を見直せますし、教わる側はしっかりと技術を学ぼうと心がけます。

そうしてできた稽古場で、出演者はダンスの練習をしていました。全員で踊るダンスは迫力満点ですし、かっこいいですよね。それもバミった学生の努力があってこそです。

本番のダンスの様子はこちら!!

その隣の部屋では、学生が小道具の剣を製作していました。

剣の型を取ってイチから作るようで、「この素材はなかなか手に入らないんですよ!」と言いながら切り取り線を引いていました。

舞台をサポートしてくれるプロの方と相談しながら黙々と作業を続ける姿はもうプロのようでした。

こうして一つひとつ作り上げる小道具が、舞台のリアリティを増していくわけです。

そのほか、衣装係が着替えについて相談していたり、制作チームがチラシについて打ち合わせていたりと、そこかしこで本番に向けて学生が動いていました。

2025年1月30日 当日

そうして迎えた本番の日。開場時間になると、お客様が次々に入場してきます。

出演者の友人、ご家族、代アニの学生、そして一般のお客様。そう、この卒業公演はチケット販売も行っていたのです!

受付はもちろん学生スタッフ(と先生たち)。事前の打ち合わせに従い、スムーズに席に案内します。

席がわからないお客様には丁寧に誘導して案内していました。

そしていよいよ幕が上がります。

代アニで学んだ日々の総決算。

お客様のため、仲間のため、そして自分のために、全員がベストを出し切りました!

鳴り止まない拍手のなか幕が下り、1日限りの卒業公演は終わりました。

舞台裏へ戻った学生たちはみんな目に涙を浮かべながら抱き合い、舞台を終えた喜びを噛み締めていました。

学生たちはこの大舞台での最後の実践を経て、それぞれの世界へと羽ばたいていきます。

これからの活躍にご期待ください!

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スライドしてご覧ください!

銀河劇場アカデミー2024年度卒業公演「Replace」

STAFF
原作:高橋いさを
脚本・脚色:IKKAN (オフィス★怪人社/テアトル・エコー)
演出:大塚晋也(30-DELUX)
主題歌『RE-PLACE(To be, or not to be)』
Lyrics・Music・Arrange・Vocal:和田俊輔

美術監修:堀江香帆
照明監修:仲光和樹
音響助手:長谷川美月
音響監修:島村幸宏
衣裳:岩田洋一
ヘアメイク:平田恵里子/下江梨菜
小道具監修:田沼ジョージ
殺陣:Team AZURA・田沼ジョージ
演出助手:唐沢朱音
舞台監督助手:北島康伸
舞台監督:大地洋一

美術補佐:福島黎香
照明部:中浜夏希/竹澤寿梨/多良音鈴/松岡美玖
音響部:三宅伯/石野舞蛍/小島楓花/平田祐太/藤原理紗子

衣装部:岡本奈津美/久保田瑞希
演出助手補佐:久野真綾/生巣美杜
舞台監督補佐:船津実花李/寺澤明日香小道具製作補佐:飯田陸斗/福島黎香/相葉ちあき/毛利莉子
​宣伝美術:ブラフマン
宣伝写真:小島マサヒロ
宣伝ヘアメイク:佐藤美紀
田中沙紀
前川泰之
酒井さとみ
寺田さとみ
下江梨奈
ヘアメイク協力:黒田はるな

票券:style office

制作進行:小林菜穂子
制作進行補佐:平野愛海
制作:北川ナミ/田中みなみ/金那優/西川愛香/
平井美羽/由香/垣木歩
アシスタントプロデューサー:永田有紀
アシスタントプロデューサー補佐 :黒田鈴乃/
井上千尋
プロデューサー:鈴川朋治
監修:田中精 /泉紫太朗/西田美羽/山本貴之/
早坂愛/巖大介/菅原達也

​エグゼクティブプロデューサー:清水順二
協力:AIR AGENCY/Alba/オフィス★怪人社 テアトル・エコー/style office/
合同会社ハルベリーオフィス/天王洲 銀河劇場/ブラフマン ※敬称略・五十音順
制作協力:30-DELUX/ジェイズプロデュース
主催:代々木アニメーション学院/銀河劇場アカデミー

代々木アニメーション学院は、アニメ・エンタメ業界をめざす人を全力でサポートします。

舞台やライブ、2.5次元演劇を作ってみたい! という方はぜひ一緒に学び、プロとして羽ばたきましょう!

お待ちしております!

 

※ライブ制作科と2.5次元舞台制作・演出科は、2026年度より「ライブエンターテイメント科」(全日課程)として新たに生まれ変わります。さらなる進化を遂げた学科で、人を感動させるエンタメ作品を世に生み出す制作スタッフをめざしましょう!

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