「親身になってくれる先生の存在は大きい」 在学生インタビュー【アニメ監督・演出科】
2025.02.19

寿司職人からアニメ業界という異色の転身を決断したOさん。
そんな大きな決断の中で、Oさんが代アニを選んだ理由とは?
Q.代アニに入学する前は何をしていましたか?
A.もともと誰かの記憶に残るようなものをつくる仕事をしたくて、ハレの日にすてきな料理を提供する寿司職人として働いていました。ですが、昔から好きだったアニメのほうがより多くの人の心に残る仕事ができるんじゃないかと思うようになり、一大決心してアニメ業界をめざすことにしました。
Q.どうして代アニを選んだのでしょうか?
A.いろいろな学校のオープンキャンパスに参加したなかで、将来像や授業の内容について、いちばん詳しく教えてくれたのが代アニだったからです。業界のことがわからなかった僕に対して、 親身に相談に乗っていただけたことが大きな決め手でした。当時は飲食業で働いていたので休みの日が不定期だったのですが、 オープンキャンパスに参加できる日を調整していただけて、本当に助かりました。
Q.授業で印象的だったことは?
A.先生に「あなたたちはもっと引き算をできるようになりなさい」と言われたことです。僕は撮影監督志望なのですが、先生の指摘をきっかけに自分の作っている映像が「やりたいことを詰め込むばかりだった」と気づきました。「見せたい対象をいかに自然に見せるか」という考え方に出会ってから、これまでとは意識が変わりました。
Q.尊敬するアニメ監督は?
A.「アイカツ!」の木村隆一監督です。「アイカツ!」 はデジタルカードゲームなどと連動したコンテンツなのですが、アニメだけで完結するのではなく、グッズやゲームといったさまざまなビジネスが連携するメディアミックス作品なので、その観点からも制作陣の方々を深く尊敬しています。
Q.入学前と比べていちばん変わったことは?
A.最初は演出家志望だったのですが、アニメ制作を総合的に学ぶうちに、代アニ入学前には知らなかったいろいろな役職があることに気づきました。その中でも撮影という各部署から上がってくる素材をまとめてひとつの映像にする仕事に就きたいと思うようになり、今は動画編集ソフトの「After Effects」を重点的に学習しています。「アニメを仕事にしたい」というあこがれをきっかけに、「撮影の仕事をしたい」と志望が具体的になったのは、自分でも成長を感じるポイントです。

Q.社会人経験が生かされたことを教えて!
A.接客業をしていたおかげで、誰からの要求も受け入れる心の余裕があります。また、社会人経験を積んだことで、経営理念やビジネス的な視点から物ごとを考える癖がついたと思います。これから就職活動が始まりますが、この2点はほかの在学生よりアドバンテージになっていて、一度社会に出て働いた経験があってよか った部分です。
Q.代アニを志望する後輩に伝えたいことは?
A.代アニは先生も生徒も、アニメが好きな仲間としてすごく親身に接してくれる学校です。夢を応援してくれる人たちが必ずいる場所なので、挑戦したいという気持ちがあればぜひ門を叩いてみてください。
