マンガ家・VTuber事務所社長【 佃煮のりおさん 】がお仕事について語る! オープンキャンパスレポート
2026.06.09

2026年5月10日(日)、代々木アニメーション学院 東京校で開催されたスペシャルオープンキャンパスに、マンガ家兼VTuberとして活躍し、VTuber事務所「のりプロ」の社長も務める佃煮のりおさんをゲストにお迎えしました!
当日は東京校の会場に加え、名古屋校・広島校とも中継をつなぎ、マンガ、イラスト、声優、VTuber、アニメ業界をめざす参加者のみなさんに向けて、佃煮さんご自身の経験をもとにした貴重なお話をたっぷり伺いました。
このレポートでは、その一部をお届けします!
在学生が制作したカウントダウンイラストを紹介!
イベント冒頭では、代アニのイラスト科の学生が制作した、佃煮さんイベントに向けたカウントダウンイラストが紹介されました。代アニのSNSで投稿されたもので、佃煮さんはご自身のアカウントでもリポストしてくださいました!



「めちゃくちゃお上手。私、このくらいの歳の時こんなに描けなかったですね」
と在学生の作品にコメントをいただきました。
プロとして活躍するゲストの方に、在学生の作品を見ていただけるのも、代アニのオープンキャンパスならではの魅力です!

「勘違いできる力」がプロへの第一歩
佃煮さんには質問をマンガ・イラスト編とVTuber編の2ジャンルにわけ、それぞれ答えていただきました!
マンガ・イラスト編では「子どもの頃から絵がうまかったですか?」という質問に、佃煮さんは「イエス」と回答。
「幼い頃から家族や周囲の人に褒められていたので、『私は絵がうまいんだ!』と思いながら、幼稚園から小学校、中学校、高校と描き続けました。そしたらプロデビューできちゃいました」
佃煮さんは、その経験を振り返りながら、
「勘違いして描き続けたらうまくなった感じですね」
と語ってくれました。さらに、絵がうまいかどうか以上に、「自分はうまいんだ、楽しいんだと思って描き続けられる力」が大事とアドバイス。クリエイターをめざす人にとって、「好き」「楽しい」という気持ちを持ち続けることが、成長の大きな原動力になることを教えてくれました。

高校生でプロデビュー! チャンスをつかむ行動力
佃煮さんのデビューのきっかけは、同人誌を見た出版社の編集者から声をかけられたこと。佃煮さんはそのチャンスを逃さず、編集者に会うタイミングに合わせて、キャラクター設定や第1話のプロット、ネームを準備。印刷したものを
「連載したいので見てください」
と直接渡したそうです。その熱意がきっかけとなり、連載へと繋がっていきました。
「高校生で何もわからなかったからできたことですね。大人だったら恥ずかしくてできなかったかもしれません」
と笑顔で語る佃煮さん。やりたいことに向かって自分から行動すること、そしてチャンスが来た時に準備しておくことの大切さが伝わるエピソードでした。
VTuberとして大切なのは「ファンを大事にすること」
VTuber編の質問では、日々の活動で意識していることや、VTuberをめざすうえで大切なことについてお話しいただきました。
「VTuberをめざすうえで大切なことは?」という質問には、
「ファンを大事にすること」
と回答されました。ただし、それは単に優しくするという意味ではないそうです。
佃煮さんは、
「ファンが楽しみにしているのはコンテンツ。だから毎日活動することが大事」
と話します。配信を予定した時間に始めること、待ってくれている人に向けてコンテンツを届け続けること。見える供給が少なくなるとファンは寂しくなるため、毎日配信をして、配信ができない時は動画を公開するなど心がけているそうです。


各校の参加者から生質問!
名古屋校・広島校・東京校の参加者から佃煮さんへ直接質問する時間もありました。
Q.のりプロを運営する立場として、オーディションで重視していることは?
A.性格がいい子は受かります!!
うちの事務所は「他責」と「虚言」が禁止事項です。スキルがあることは前提のうえで、人柄を重視していますね。
Q.新人VTuberのうちに意識しておくべきことは?
A.気になる配信を全部やってみる!
新人のうちは、ゲーム配信、雑談、歌枠など、いろいろなことに挑戦できる時期です。やってみることで、自分に向いていること・苦手なことが見えてきますよ。
Q.VTuberとしてのやりがいは?
A.再生数や登録者数などの数字が増えることです。
数字を紐解くと、それだけの人が自分のつくったコンテンツで喜んでくれたんだとわかって嬉しいですね!
家族に夢を伝えるときに大切なこと
イベントには、保護者の方と一緒に参加している方も多くいらっしゃいました。
「夢を家族にどう相談すればいいか」という話題では、佃煮さんは
「『挑戦してみたい』と伝えられること自体がすごいので、こうなりたい、ああなりたいと言ってくる子どもを応援してあげてほしいですね」
と、保護者の方へコメント。一方で、
「どんな結果を出して、どう還元していくか。人生プランを自分で考えて、親御さんが納得するまで相談してくださいね」
と参加者にアドバイスしました。
「好きだからやりたい」だけではなく、「なぜ目指したいのか」「どんな努力をするのか」「将来どうなりたいのか」を自分の言葉で伝えること。夢を現実に近づけるためには、周囲に本気を伝える力も大切なのだと感じられるお話でした。
業界をめざす方へメッセージ
最後に、アニメ・エンタメ業界をめざす参加者のみなさんへメッセージをいただきました。
声優やマンガ家、イラストレーター、VTuberなどをめざしてる方、全ての職業に私は関わっています(笑)。みなさんがプロになられた時に、おそらく私と一緒にお仕事をしてくださることもあると思いますので、ぜひともその時は「代アニのオープンキャンパスで助けてもらった鶴です」と私に言ってくれるのを楽しみにして、業界で長くお待ちしております!
とユーモアを交えた温かいエールを送ってくださいました。

夢を持つこと、行動すること、続けること、そして自分の“好き”を武器にしていくこと。
今回のイベントは、エンタメ業界を目指す参加者にとって、進路を考える大きなヒントにあふれた時間となりました。
佃煮のりおさん、本当にありがとうございました!
マンガ家/VTuber
のりプロの社長兼プロマンガ家。
犬山たまきのプロデュースをきっかけにVTuber業界に参入する。
マンガ家としての代表作はアニメ化もした『ひめゴト』と『双葉さん家の姉弟』。
マンガ家業は開店休業中。

代々木アニメーション学院では、これからも第一線で活躍する方をお招きして、業界のお話を聞ける機会を提供していきます。アニメ・エンタメ業界をめざしたい!という方はぜひオープンキャンパスへお越しください。

