アニメーター【西位輝実さん】がライブドローイングを披露! オープンキャンパスレポート
2025.02.28

2025年1月26日、東京校にアニメーターの西位輝実さんをゲストにお迎えし、特別イベントを開催しました。
『ジョジョの奇妙な冒険ダイヤモンドは砕けない』や『呪術廻戦』『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- (2023)』などの人気作品でキャラクターデザインや作画監督を務めたトップアニメーターによるイベントということで、多くの方々が東京校まで足を運んでくださいました🙌
第1部は学院への入学を検討している方を対象にしたライブドローイング&トーク、 第2部は、アニメーター志望の参加者を対象にした体験授業を実施しました。
アニメ業界を目指す学生や参加者にとって、刺激的で貴重な学びの場となりました。
第1部:ライブドローイング
西位さんとアニメ
西位さんは、高校2年生の時にテレビアニメ『新世紀エヴァンゲリオン』を観たことでアニメーターを志しました。
当時は漫画家を目指していた西井さんですが、学生時代ずっと絵を描いていたことから、ご家族や先生にも反対されることなく、代アニに入学したそうです。
「絵をずっと描いていても苦じゃなかった」と語る西位さんですが、司会の山口先生(東京校アニメーター科講師)は「そういう人は、現場でもすごく早いです」と、現役アニメーターならではの現場感覚を教えてくれました。
「自分は大丈夫かな?」と思う方、大丈夫です。
山口先生曰く「代アニは授業でたくさん描くので、そういう環境に慣れていきます!」とのこと。
安心して飛び込んできてくださいね!
西位さんに「アニメーター」というお仕事についていろいろと質問させていただきました!
そのうちのいくつかを紹介します!!✨
Q.アニメーターの魅力は?
A.何にでもなれる!
男に女、ロボット、動物、化け物など、何にでもなれるところが面白いですね。
自分じゃない何者かになれて、その上で表現を作れるんです。
Q.総作画監督は何をする役職ですか?
A.ゴールキーパー!
総作画監督は、作品全体の一貫性を保つためにクオリティを管理する役職です。
特に大事なカットやメインキャラの作画崩れを防ぐゴールキーパーのような役割ですね。
責任の重い役割ですが、やりがいは非常に大きいです。
Q.入学前からやっておいた方がいいことは?
A.演技の引き出しを増やしましょう!
アニメーターになって驚いたことは、絵を描くだけでなく演技を作らなければならないことでした。
なので、アニメーターを目指す方はいろいろ演技に触れておいた方がいいと思います。
自分でやってみるのもいいですし、朗読劇や舞台を観に行くのもいいですね。



最後に西位さんからアニメ・エンタメ業界を目指す参加者の皆さんにメッセージをいただきました。
「アニメ業界は3兆円規模の市場になったにもかかわらず、ずっと人手不足です!
皆さんぜひ助けていただけると嬉しいです。日本のコンテンツを一緒に盛り上げていきましょう!」
西位さん、ありがとうございました!
第2部:アニメーター志望者向け特別授業
2部はアニメーターを志望する参加者に向けて「女性キャラクターの描き方」講座を実施!
描いた絵を西位さんに添削してもらえるとあって、多くの方が参加してくれました。
デフォルメのコツや人体バランスのとり方などさまざまなポイントを教えていただき、作画スタート!
作画中にも、山口先生からのアニメーターに関する質問に次々と答えてくれる西位さん。
髪の毛の描き方や顔のバランスなど実践的な話をたくさんしていただき、参加者の方は描いたり聞いたりと忙しそうでした!!
その後、描き終えた絵を何枚かピックアップし、西位さんに添削してもらいました。
描いた方が説明した絵の意図や疑問点などに対し、西位さんは「その場合はこうしてみたらいい」と具体的なポイントを説明しながら実際に線を引いていきます。
みるみるうちに魅力的になっていく絵に驚く参加者に西位さんは
「上手くなるには、動きの大まかな形をとってからディティールを載せていく練習が一番いいと思います。フォルム→リアリティという流れです」と話しました。


最後に参加者に向けて
「アニメはいろいろな表現ができて、とても楽しいです。仮に絵では関われない、となったとしても絵以外でもいろいろ職種はあります。代アニの先生に相談すればいろいろ教えてくれると思いますので、あきらめずに業界に入ってきてほしいです」
とメッセージをいただきました。
西位さん、ありがとうございました!

代々木アニメーション学院では、これからも第一線で活躍する方をお招きして、業界のお話を聞ける機会を提供していきます。
アニメ・エンタメ業界を目指したい!という方はぜひオープンキャンパスへお越しください。
