声優になるまでにどのような努力をしてきましたかという質問に対して「発声と滑舌といった基礎練習を常に意識した」という鈴木さん。声優の滑舌練習としても有名な「外郎売り」(ういろううり)を入学前から練習していたそうです。基本の練習でありながら、応用も効くのでかなり有効的な練習方法だったとのこと。
また、「在学中に勉強になったことは?」という質問には、みんなで一つのものを作り上げるという考え方がとてもためになったとのこと。在学中に自分で台本を書きあげ、仲間と練習して舞台を作りあげた経験から、作品作りはみんなで作るもの、コミュニケーションがとても重要、ということを学べたのが一番大きかったそうです。
代アニに通っていた当時、毎日90分かけて通学していたそうですが、自由に大きな声で発声練習ができる空間や、同じ夢を志す仲間との出会いはとても喜ばしいことだったそうです。
この日、代々木アニメーション学院が代々木から水道橋に移転したことを知らずに、代々木に行ってしまったという鈴木さんのおちゃめなエピソードが飛び出すと、会場はどっと笑いに包まれました。