学部・科 代アニ通信 学校情報 学生作品 入学案内 体験入学/イベント お問い合わせ

アニメ監督・演出科卒業生、ハイスクール・フリート演出【石倉礼】さんアルスラーン戦記風塵乱舞制作デスク【池田裕貴】さんへ直撃インタビュー!

投稿日:2016年10月12日

アニメ監督・演出科卒業生、ハイスクール・フリート演出【石倉礼】さんアルスラーン戦記風塵乱舞制作デスク【池田裕貴】さんへ直撃インタビュー

ハイスクール・フリート 演出等を手掛ける【石倉礼】さんと、アルスラーン戦記 風塵乱舞 制作デスク等を手掛ける【池田裕貴】さん。
アニメ監督・演出科卒業生で、現在アニメ業界で活躍するお二人にインタビューをさせて頂きました!

【以下】石倉 礼・・・/池田 裕貴・・・ (敬称略)

【Q】仕事の内容は何ですか?


:アニメ制作進行から入り、アルスラーン戦記の第二期で制作デスクのポジションをやらせてもらいました。
主にやっていることは、作品全体の現場の統括といったようなお仕事です。
プロデューサーが音響回りなどの色々な部分を決めていくのですが、現場の管理は制作デスクが行っています。
その人で作品のクオリティが決まる、重要なポジションです。

:僕の方は、絵コンテ、演出、今は助監と監督をやらせてもらっています。
池田君の方は制作面でのクオリティ管理の方だと思うのですが、僕は純粋に画作りのコントロールをしている役職になります。

【Q】仕事であったエピソード、大変だったことや嬉しかったことはありますか?


:例え多少厳しくしても、制作がしっかりしないと、かかわってくれるスタッフに迷惑がかかってしまうので、そういうところはしっかりしないとって思ってます。

そういう中で、作品が完成した時はやっぱり嬉しいなと感じますね。
そこがやりがいのある所だと思います。

:僕は今フリーで演出をやっているんですが、フリーで仕事を取るということはスケジュール管理だったりとか、お金のことも全部自分で管理しなきゃいけないっていうところですかね。
営業も含めて、自分でコントロールしなきゃいけないのが、仕事面では一番大変かなって思います。

作品作りの上で大変なのは、時間が無いことですかね。
「時間が無い。人がいない」っていうのは、今アニメ業界の中で一番ネックになっていることです。
そんな中で、一本の作品を作り上げる上で少ない人をどうやって集めて、お客さんに提供できる形で作り上げられるかっていうのが大変な部分になってきます。

それでも単純に、いいものが出来た時の喜びっていうのは、制作も演出もみんな一緒なんじゃないかな。

:やっぱり自分が集めたいい作画さんだったりとかで、いい作品が出来上がって、見てくれた人が「今回の回よかったね!」とかそういう反応してくれると、いい仕事したなって気がするね。

【Q】将来の野望・目標は何ですか?


:僕はもう代アニから監督やりたいなって思ってたので。
今小さいながらも少しづつそういう仕事が出来るようになってきてるので、今後はしっかり「この人に任せれば大丈夫」みたいに、コンスタントにお仕事をもらえるようになっていきたいっていうのが目標ですかね。

:まぁ僕は演出希望だったので(笑)
次は演出助手でデビューして、ゆくゆくは演出で絵コンテとか描いてって、監督目指すっていう感じでしょうかね。

本当にもう石倉さんの背中を追っていくって感じです(笑)

:いやいやいや、勘弁してくださいよ(笑)

【Q】代アニ、アニメ監督・演出科に入ったきっかけはなんですか?


:僕は大学卒業してから代アニに入ったんですけど、いわゆる今の「深夜アニメ」みたいなのって一本も見たことなかったんですよ。
マンガも読む習慣無かったし、ゲームも全然やらないし。

そんな時に、大学の授業でたまたま押井守さんの「攻殻機動隊 ghost in the shell」っていう映画を見たんです。
その時に、「アニメでこんなところまで出来るの!?」って感動がすごくって。
そこから単純にアニメ業界に進みたいなって思うようになりました。

それで、アニメの実践的な部分とか、業界の色が見えるようなところで学びたいな、っていう気持ちが大学の卒業近付いて大きくなってきて、最初は大学院行くって親にも言ってたんですけど、最終的には専門学校に行こうかなって感じになりました。

最初は専門学校とか全然わからなくて、何校か説明会とか周ってみてて、みんな色々説明はしてくれたんですけど、代アニに来た時に先生がアニメ業界のフランクというか、ぶっちゃけた話をしてくれたんです。
先生がちゃんとアニメ業界の制作進行とか現場経験者が多かったっていうのが大きいですね。
始めてアニメの話聞けたかもって感動がありました。
ほかの学校だと、映像のADだったりとか、アニメ関係無いっていう先生が教えてる場合が多かったので。
そういう所が、決め手でしたね。

:僕は逆に石倉さんとは違って、バリバリ深夜アニメ見てました。
モノ作りが好きで、高校の時は工業系で車とか作ってて。
ただ、モノを作るっていっても、作ったものがただ出荷されていく、っていうのになんか物足りなくなって。
で、自分の作ったものを直に見れるというか、みんなに見てもらえるようなものって何だろうって思ったときに、自分も好きだったアニメだなってなったんです。

それで代アニの体験入学に参加して。
で、そのまま入学って感じです。

【Q】親の反対とかは無かったんですか?


:ありましたね。僕は家庭が厳格だったので、大学とか、大学院とかに行くっていうのが当たり前っていう感じで。
アニメの専門学校進むって言ったときは、母親はホント泣きました。
家族会議開いたり。説得するのに3ヶ月くらいかかりましたね。

ただ、最終的には自分がどうしたいのかっていう意思をきちんと説明して、自分の将来のプランニングを話したら解ってくれました。
だからもし、僕みたいに親が反対してる、専門学校には行かせないって言われるみたいな人は、自分の人生のプランニングとか、意思をしっかり伝えていくっていうのが大切なんじゃないかな。

【Q】アニメーターではなく、アニメ監督・演出を選んだのはなぜですか?


:単純に演出・監督とかがやりたかったからですかね。
そもそも「絵を描く」っていうことをしたことが無かったんで、未知的だったのもあります。
そこから入るのは厳しいな、って思いました。

:絵を描けるかどうかってけっこう、アニメーターになるかならないかの違いだったりします。
僕も最初は押井さんだったり、映画監督に憧れてたんで、全体をマネージメントしたいとは思ってたんですけど、やっぱり現場やってると「絵描きたいな」って思ったりするんですよ。
今でもちょっと思ったりしますよ。「絵描けたらな」って(笑)

【Q】代アニに入ってよかったこと、今ためになっていることってありますか?


:根性が付いたってとこですね(笑)

:まぁそうですね(笑)
先生は「お前らが正解を導き出すまで、俺は正解は言わないぞ」ってタイプの人で、もうとことん描き直ししてはつぶされて、描き直ししてはつぶされて・・・。

でもそういうのって、この業界普通のことなんで、そういうのへの耐性を付けてもらったことで、この業界でやってこれたのかなって。
やっぱりアニメ業界の経験者で、厳しいところも沢山知ってて、そういう指導が今、心にゆとりを持たせられるようになるきっかけだと思います。

:それは僕も一緒で、「最後までやりきる」って先生がよく言ってて、そういう根性的な部分の話になってきちゃうんですけど、やっぱり大変な時には、先生のその言葉を思い出して頑張ってます。

あと、現場で役に立ってるっていう部分では、絵のレベルが上達したことですかね。
僕本当に絵へたくそだったんですよ(笑)
人の形を成してないレベルでした。
でも今絵コンテの仕事もらえてるレベルには成長したんで、そこは代アニで学べた大きな点だったかな。
なんだかんだデッサンの授業とか、絵コンテの授業とかがついてたりして、色んなことを学べたのが良かったですね。
ホントにかなり描けるようになったんですよ!(笑)

【Q】今後、同じ業界を目指す後輩たちに何か一言お願いします。


:僕も代アニの先生によく言われてたんですが、代アニって結構イベントとか多くて、有名な監督さんとかよくいらっしゃるじゃないですか?
その時に、質疑応答だったりとか最後であったりとか、積極的に会いに行って話せってよく言われてました。
社会に出ると、絵コンテマンになりたいとか演出になりたいとかだと、そういう上の人に積極的に話して、認めてもらわなきゃならない。
そうしないと仕事がもらえなかったりするんです。
積極的に自分から行く、物おじせずにアポ取ってみるっていうのが意外と大事だったりします。

あとは、嫌なことでも自分からやりに行くってことですかね。
学生時代に内向的な人が、社会に出積極的になるなんてこと、僕の周りでもいませんでしたから。
ちっちゃいことでも、とりあえず自分でやってみる。
そういうことを学生のうちに鍛えておいた方がいいです。

:まぁたぶん、普通の演出になりたいとかっていう人には、「映画見ろ」とかそういうアドバイスになると思うんですけど、この業界に入って一番思ったのは、人に仕事をもらう立ち位置だっていうことです。
石倉さんの言う通り、そういう積極性プラス礼儀正しさだったりとか、上に好かれれば好かれるほど仕事をもらえるんだと思います。
とりあえず学生のうちにやって欲しいのは、上の人に話しかけて、いろんな知識を得るだとか、礼儀を覚えるだとかそういうところをマスターして欲しいですね。

あとは、演出になりたかったら少しずつ趣味の範疇でもいいので、絵も勉強していけば大丈夫だと思います。


資料をご希望の方はこちら【代アニメージュ2017年4月度版】

©諫山創・講談社/「進撃の巨人」製作委員会