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2016.09.27

在学生デビュー!月刊少年チャンピオンにて第1回NEXT CHAMPION新人まんが賞入選!マンガ科中村樹生君に突撃インタビュー☆

月刊少年チャンピオン10月号掲載マンガ科中村樹生君インタビュー

代々木アニメーション学院大阪校の在学生【中村樹生】君が、月刊少年チャンピオン【第1回NEXT CHAMPION新人まんが賞】に見事入選を果たし、2016年10月特大号に受賞作が掲載されました!
今回はその中村君に直撃インタビュー!
現在勉強中のことから、学校生活のことまで赤裸々に話してもらいました。

【Q】代アニではどんな勉強をしてるんですか?


中村樹生君

今は背景の技術を習っています。
洋風建築や和風建築の描き方だったり、パースだったり。

正直めちゃくちゃ難しいです(笑)
全体的にパースを使ったものが難しいので、あまりパースのいらない自然の背景が好きですね。
岩がたくさんある風景とか。

背景を描く参考に、建築物の写真を撮りに行ったりします。
想像では解らないところも多いので。

【Q】どんな授業内容が役に立ってますか?


ストーリー構成をするときに、先生の意見がためになります。
見せ場や、そこに持っていくための盛り上げ方とか。
僕のマンガの場合は、ギャグマンガなので、読者をどう驚かすかみたいなところが重要になります。
この展開は考えられないだろ、予想できないだろ、みたいなことを考えたり。

【Q】マンガを投稿するのになぜ月刊少年チャンピオンを選んだんですか?


3月の終わりごろに一作出したいなって思っていて、その時学校へチャンピオンさんから賞のチラシが来たんです。
で、自分のマンガはどっちかっていうと結構下品な感じだったので、なんとなくジャ〇プさんとかマ〇ジンさんではなく、チャンピオンさんならその辺を受け入れてくれるかなーと思いまして。

【Q】好きなマンガ、憧れているマンガ家さんはいますか?


チャンピオンだと、『浦安鉄筋家族』を初代から元祖まで全部読んでます。
高い目標として、浜岡賢次先生にコメントを頂くというのが目標だったんです。
今回それが達成できたので、すごく嬉しかったです。

マンガの中では、ギャグが一番好きなジャンルというわけではないんです。
なんていうか、心が動くような感じが好きです。ハートフルというか。
『聲の形』とか好きですね。

だから正直、自分がギャグマンガが向いてると思ってなかったです。
今回描いてみて、『あ、これってギャグマンガとして捉えられるんだ』って感じでした。
今は、チャンピオンさんにもネームを送ったりしてるんですが、全部ギャグマンガです。

でも結構楽しいですね。
ハートフルなものだと、最後の収束させる時に話を詰めていかないといけないんですけど、ギャグマンガとなると、
読者を笑わせるっていう目標があるので、最初から飛ばせるというか、無茶やれるというか。
笑って頂けたらいいなーと、そんな感じで作ってます。

【Q】学院生活はどうですか?


中村樹生君

すごい楽しいです。
マンガのネームの前段階、シナリオを頭の中で考えるときに、人と会話をしてると思いついたりするんです。
だから、学校生活が無いと正直ネタが思いつかないですね。

最近学校帰りに友達とごはん食べに行くのがすごい楽しいです。
うどん屋さんによく行きます(笑)

【Q】代アニへ入学前と入学後で何か自分の中で変化はありましたか?


入学前は、自分って実際マンガ家になれるのかな?とか思ってて。
高校卒業して、代アニに行くか、大学に行くか迷ってたんです。
「大学に行ってマンガ家目指すのってすごく遠回りなんじゃないか?」って。
大学は親が行かせてくれるって言ってくれてたんですが、それで親に行かせてもらったら、就職しないといけないのかなーと。
代アニは自分で学費も出して行くって親に言ったんです。
なので、入ったら絶対マンガ家にならないとヤバいな。って思って。
やっぱり代アニに入ったら、周りがみんなマンガ家目指してるので、自分も頑張らなきゃってなりました。
精神的にはすごく意識が高まりました。

自分、すごく絵が下手くそなんですよ。
それでも、作品を仕上げたら、みんな見てくれるんだなって気付いて。
マンガの編集部って、原稿が送られて来たらぺらぺらぺらーって見て、ぽい、みたいなイメージがあったんですよ。
でも、実際はちゃんと読んでくれて、コメントもくれました。
あ、絵が下手でもちゃんと話を完成させたら読んでくれるんだな-って思って嬉しかったです。

だから、入学前と入学後では全然気合というか、やる気が違いました。

【Q】代アニのおすすめポイントってありますか?


代アニに来る意味として、先生にチェックしてもらえるかもらえないかっていうのが大きいですね。
客観視してくれる人がいないと。
自分は面白い作品だと思って描くんですけど、その「面白い」っていうのがもしかしたらズレてる可能性もあるじゃないですか。
それを先生にある程度チェックしてもらって、友達とかに見てもらったり。
やっぱり学校に来れば見てくれる人がいるっていうのが僕が一番学校に来てよかったなーって思うところです。

【Q】今後の目標はなんですか?


チャンピオンで連載を取ることです。
今回掲載された回の雑誌は、なんか先生がいっぱい買ってきました(笑)

【Q】今後代アニに入学を考えている、マンガ家になりたいなと思っている方にアドバイスはありますか?


中村樹生君

お話とか、テレビとか、読書とか。
パクリは駄目なんですけど、なんかネタに使えないかなーって常に考えるようにして、これはいい話だなって思いついたら、投げ出さないで最後まで描き切るっていうことが大事かなぁと。
最後まで完成させるっていうのが、重要だと思います。
途中で自分が駄目だなって思っても、描き切ったら、誰かが良いって言ってくれるかもしれませんから。

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