東京校通信vol.7公開!!入学前特別講座に密着☆2.5次元演劇科&高等部講師に直撃!!好評連載も絶好調(^^♪
2020.10.28

入学前特別講座のご紹介
先月9/21(月)、代アニでは出願生限定の入学前特別講座を行いました。
オープニングトークに松本梨香さんをお呼びし、東京校以外の地方校とも質問を交えて交流しました。
ゲストトークの後は各学科に分かれての特別授業。
各学科ごとに座学、デッサン、演技、歌唱に分かれてしっかり授業を受けました。





どの授業もこれまでの体験授業とは一味違う内容でしたよ!
そしてお見送りの際にはこちらをお渡ししました。
東京校通信、大好評のシリーズ記事『私立エンタメ学院』のキャラデコクッキー!!!


どのキャラクターが出るかはお楽しみのクッキーに最後まで盛り上がった入学前特別講座!
参加出来なかった皆さんは次回開催の際にぜひいらしてくださいね♪
畑中先生の演劇魂~役者編

2.5次元演劇科学科主任
演劇集団キャラメルボックス所属<主演舞台>
「ゴールデンスランバー」(原作:伊坂幸太郎)
「光の帝国」(原作:恩田陸)
「トリツカレ男」(原作:いしいしんじ)
「隠し剣 鬼ノ爪」(原作:藤沢周平)
「鍵泥棒のメソッド」(原作:内田けんじ) 他多数
記者 本日は2.5次元演劇科学科主任、畑中智之先生にお越し頂きました。
畑中先生、よろしくお願いします!
畑中先生 よろしくお願いします!
記者 畑中先生はキャラメルボックスという歴史ある有名な劇団で長らく活躍されていますが、役者を目指されたきっかけはなんでしょうか?
畑中先生 高校2年生の時に演劇部の友人から音響を手伝って欲しいと言われたことがきっかけです。
その演劇で欠員が出て急遽全員参加のオーディションが開かれました。
オーディションに受かり、演劇部の先輩から「出てくれ」と言われ舞台に立つことになったんです。
記者 それまでお芝居にご興味はあったんですか?
畑中先生 全然でした。むしろそれまでは漫画家になりたくてずっと絵を描いていたんです。
先輩に言われ渋々といった形で稽古に臨みました。本番まではずっと出たくない一心でしたね…。
記者 そうだったんですね!
畑中先生 人前に出るのは恥ずかしいし、どちらかと言えば引っ込み思案なタイプだったので笑
ただ本番でお客さんの拍手を貰って「こんなに人が感動する世界なんだ!」と凄く感動しました。
その後、先輩に次のお芝居を誘われた時にはもう二つ返事でOKを出していました。
記者 その演劇部でのお芝居が初舞台だったんでしょうか。
畑中先生 それが最初でした。
そこでの巡り合わせがあって今があるので、運が良かったんだと思います。
記者 なるほど。その当時の先輩があってこそだったんですね。
畑中先生 先輩じゃなかったら断っていたと思います笑
ただ今もそうですが、人との出会いや繋がり、「迷ったらやってみる」ということが大事なんだなと思います。
「友達を大事にする」「迷ったらやってみる」、この2つは後悔の無い人生を送るのに必要かなと考えています。
記者 その後、ご自身も代アニに入学されたんですか?
畑中先生 はい!当時の先生に「演技の勉強がしたい!」と話したら代アニのパンフレットを渡してくれました。
それがきっかけで当時1年制だった代アニの声優タレント科に入学しました。
記者 あれ?当時は声優の勉強をされたんですか?
畑中先生 そうです。そこで自分の関西弁を直して、音声表現を勉強しました。
ただそこで「やっぱり身体を使った演技が好きだな」と思い直し、卒業後に単身上京し、舞台の世界に向かいました。
記者 初めからキャラメルボックスを目指したんですか?
畑中先生 高校の演劇部の先輩から誘われて出た公演がキャラメルボックスの作品だったので、
上京当時からキャラメルボックスに入団したいという夢は抱いてました。
記者 ちなみに作品名はなんですか?
畑中先生 成井豊さん作の『キャンドルは燃えているか』というクリスマスを舞台にした作品です。
記者 なるほど。それで卒業後は直ぐにキャラメルボックスを受けたんですか?
畑中先生 まず、すぐに劇団のオーディションは受けず、劇団の作・演出の成井豊さんの演技ワークショップに1年通いました。
演出家にばっちりアピールした後に、キャラメルボックスの入団試験を受けたのですが、2次審査で落ちちゃいました。
年に1回しかオーディションをしていなかったので、友人が立ち上げた劇団でまた1年経験を積み翌年の入団試験で合格しました。
記者 リベンジですね!
畑中先生 はい、諦めずに挑戦したからモノに出来たと思っています。
記者 入団して最初のころはやりたい役が出来なかったと思います。
その新人時代はどういう風にモチベーションを維持していましたか?
畑中先生 舞台袖からいつも憧れの芝居を見ていたので、モチベーションが落ちることはなかったです。
「初舞台は1年後にする」と最初に劇団から言われ、それまでは公演のスタッフワークをしていました。
皿洗いや掃除、道具の搬入出、チケット管理などを1年しましたが、「あの舞台に立つ。主演をする。」という明確な夢を持っていたので、意思を強く持ち続けられました。
記者 その下積みを経て念願の初舞台に立ったと思います。初めての役はどんな役でしたか?
畑中先生 時代劇の長州藩士の役でした。いきなりの時代劇でやることがとても大変でした。
幕末の設定でアクションに加え方言でも高いレベルを求められ、プレッシャーが凄かったです。
本番が明けるとお客さんの反応もとても良かったので、安心したというのが本音です。
記者 新人からキャラメルの主演に至るまでに変わったなと思った瞬間はありましたか?
畑中先生 初めから器用な芝居が出来るタイプで2~3年は大丈夫だったんですが、直ぐに、演技の天井にぶつかりました。
どうして良いか分からず、演出家からも「君は器用貧乏だね。全て70点くらいだけど、いつになったら100点取るの?」と言われました。
記者 なかなか辛いですね…。
畑中先生 自分の演技には何が足りないのか、どうすれば突出した個性が獲得できるのか、ものすごく迷走していました。
そんな中、「客演」という外部の舞台に出演する機会を頂いて、その客演を通じて自分自身の内面を変えた方が良いのではと思ったんです。
記者 というと?
畑中先生 客演では垣根を越えて、様々な演技スタイルの俳優とお芝居するのですが、他の畑から来ている人がお芝居と同じぐらい、周りとコミュニケーションを大切にしていたんです。
自分はとても引っ込み思案で、与えられた仕事をすれば良いとずっと思っていたので、その光景は衝撃的でした。休憩時間の盛り上がり方がすごくて。
ある時、その客演で仲良くして頂いた先輩に「どうしてそんなに人の輪に入っていけるんですか?自分は恥ずかしくて出来ないです。」と聞いてみました。
すると、「自分の周りにいる人が、気持ち良く演技してくれたら、自分の演技も良くなる。だから、何でもない世間話を大切にしてるんだ。一人で真面目に悩むより、楽しんで演技をして人と何かをすることに重きを置いた方が良い。」と言われました。
その言葉に感銘を受け、劇団に帰ってから「自分の周りにいる人のために演技をしよう。ムードメーカーになろう。」とコミュニケーションを取るようになったんです。
記者 芝居の中身を磨くのではなく、自分の普段の生活や考え方を変えたんですね。
畑中先生 そうです!人の話をちゃんと聞いて意見を言う、そのために「どう良いコミュニケーションを取るか」、それを考えて実行していきました。
演技はやり続けていれば上手くなるので、自分自身の人とのかかわり方を変えていくことを頑張りました。
当時は二十代中盤でしたが、その時期に気付けて良かったと思っています。
記者 その後、劇団の主演を張るようになり、自身でお芝居をプロデュースするようになったと思われますが、主演や自身がプロデュースする作品ではどのようなことを意識して取り組んでいますか?
畑中先生 主役をやり始めた当時はプレッシャーで、自分のことで精いっぱいでした。「責任を一人で背負って皆を引っ張らなければ」と完全に空回り。
きっと窮屈な演技をする俳優に見えていたと思います。
記者 先走ってしまったんですね。それをどのように変えていったのでしょうか?
畑中先生 その後、いろんな人と話して自分が良い役をやる時こそ周りがやり易いように潤滑油になるべきだと気付いたんです。
演技はやっていたら上手くなるという話にも関わるんですが、演技の上手い人はたくさんいます。その中で、役を勝ち取る人って、場を盛り上げられる人、後輩の面倒見が良い人、演出家やスタッフと円滑に話せる人なんです。
結局、周りとのコミュニケーションに行き着くんだと思います。
自分のことは自分で出来るので、周りをどれだけ気に掛けられるかが主役の仕事だと考えています。
記者 責任を背負うことは1人でやることではないですもんね。
畑中先生 そうですね、自分のしたいことだけを押し付けてしまうことになりますから。
責任の背負い方もいろいろあるので、「この人がいてくれて良かった。」と思ってもらうことが一番だと思っています。
記者 当時と今で心境の変化はありますか?
畑中先生 やればやる程分からないことが増えてきました。
分かることが増えると、また分からないことが出て来るんです。
なので今が一番勉強していると感じています。
記者 ありがとうございます!
次号では講師としての畑中先生に迫ります。引き続きよろしくお願いします!
畑中先生 よろしくお願いします!
高等部インタビュー 松本 達也先生

前職は学習塾で講師をしておりました。主に都立高校入試を担当。その経験を活かし、代アニ高等部で学習サポートをおこなっています。学生には高校卒業を目指すとともに、存分に専科の勉強をして、業界へ進んでほしいと思っています。
記者 なぜ代アニに高等部があるのですか?
松本先生 早い内からデビューを売りにしている点が大きいです。
やりたいことの勉強をするのに早すぎることはないですし、早くから慣らしていくことも大事なので高校3年間をその「やりたいこと」に集中できるようにするため、代アニ高等部があります。
記者 ありがとうございます。やはりどの分野でも早い内から活躍するメリットは大きいですか?
松本先生 演技の分野は事務所への所属や実際の出演と分かり易いですが、絵を描く分野でも早くから力を付けてコミックマーケットに出展したり、漫画の審査会で担当付きになったりとメリットは大きいです。
記者 何かを始めるのに早いに越したことはないですもんね。
ちなみに高等部は1クラス何人くらい居るのでしょうか?
松本先生 だいたい30名くらいです。
記者 勉強が苦手な子でも授業についていけますか?
松本先生 基本的にはついてこれます。
100%理解することよりも、各教科ごとの課題であるリポート作成に重点を置いています。その中で考える過程を大事にしています。
記者 目的のためにどうするかを考えることを大事にしているんですね
松本先生 答えが間違えていたら直せば良いですし、そこは私もサポートしていきます。
100%の理解ではなく、どうすれば良いかを考えて単位を取ってもらえば大丈夫です。
記者 入学に必要な筆記試験はありますか?もしあるなら必要な科目は何になるのでしょうか?
松本先生 基本的にはありません。面接が入試を兼ねています。
ただ海外の文科省管轄外の中学校を出ている等の例外はあるので、そういった方には八洲の入学検定試験を受けて頂いています。
記者 ありがとうございます。入学の際、中学校の内申書は必要でしょうか?
松本先生 内申書も必要ないです。中学校の卒業見込証明書と願書があれば出願できます。
記者 高等部で授業を受ける科目はどれくらいありますか?またテストはありますか?
松本先生 9~10科目ですね。書道や体育なども受けています。
代アニではしませんが、スクーリング中にテストや体育の実技はあります。
記者 スクーリングとはどのようなイベントなのでしょうか?
松本先生 リポートを全てクリアした学生が参加するイベントで、沖縄の八洲本校で実施されます。
単位習得に必要な授業とテストを受け、卒業要件となる特別授業もおこないます。
記者 一週間ほどのイベントと聞いていますが、スクーリングの雰囲気はどのような感じですか?
松本先生 楽しむところは楽しんで、授業はしっかりとといったメリハリを付けた中で行っています。
記者 ありがとうございます。
通常の代アニ高等部内の雰囲気はどうですか?また代アニ高等部の学生に対してはどんな印象を持たれていますか?
松本先生 学部で分かれますね。アニメ・クリエイターは落ち着いている印象でエンタメ学部は活発な印象です。
学生全体で見ると、専科が中心なので目的意識を持ってやるべきことをやっている印象です。
記者 その目的意識を持っている子に対して専科を中心にして勉強させることが代アニ高等部の特色なんでしょうか?
松本先生 そうですね。高校の勉強より専科勉強に比重を置いています。
専科の授業を中心にして良いので、他のサポート校よりも融通は利くと思います。
記者 改めて代アニ高等部の「ここが良い」というポイントはありますか?
松本先生 早い段階で高等部の授業、リポートが終わることですね。今年も9月に全授業が終わりました。
代アニの専科は後期からオーディション対策や作品制作が本格化するので、半年頑張ればスクーリング期間を除いて専科に集中できるところが専門の勉強をしたい学生のニーズに合っていると思います。
記者 ちなみに代アニの専科は2年制ですが、高等部3年生は専科の授業はどうしているのでしょうか?
松本先生 描画系はポートフォリオ制作を引き続き行い、就職活動に備えるイメージです。
エンタメに関しては大半が養成所・事務所に所属しますが、事務所のレッスンが週に1~2回という所が多いため実力をキープする上で専科を再受講してもらっています。
記者 授業時間はどのくらいですか?毎日学科の授業の前後で授業を受けるんでしょうか?
松本先生 いえ、週に1日か多くても3日程です。授業時間は約100分程です。
記者 それだと高等部に通いつつアルバイトも出来そうですが、それは大丈夫なのでしょうか?
松本先生 はい、高等部に通いつつバイトも出来ます。
週に多くて3日なので、高等部のない時間や高等部終わりの夕方以降でやっている学生も多いです。
記者 髪色や服装は自由ですか?やはり高等部の学生は制服じゃないとダメなんでしょうか?
松本先生 特に指定はないです。エンタメの学校なので常識のある範囲で個性を出して頂きたいです笑
記者 ありがとうございます!
高等部で教える中で、松本先生が授業で一番大事にしていることは何ですか?
松本先生 「無駄をなくすこと」はいつも意識しています。
特に時間は有効に使ってほしいので、早く課題が終わった学生は専科の勉強や自分の時間として使うよう指導しています。
記者 時間を無駄にして欲しくない、ということですね。
そんな松本先生がやりがいを感じる瞬間はどんな時ですか?
松本先生 学生から知識欲が出て来た時ですね。
「何でこうなるんですか?」という疑問が勉強になるので、そういう質問が来た時は嬉しくなります。
私も出て来た疑問や何気なく湧いた質問に対して答えられるようにしておきたいとはいつも思っています。
記者 ありがとうございます!
最後に在学生、代アニ高等部に興味のある方へ一言お願いします。
松本先生 好きなことを仕事にして食べていく上でも知識は必要になります。
代アニは好きな勉強と高校野勉強を同時に進められる環境なので、ぜひ前向きに検討していただきたいと思います。
記者 松本先生、ありがとうございました!
極私的オススメ~後藤先生
エンタメスタッフ学部と声優タレント科の講師をしています、後藤友香里です。
私のおすすめは東京校のすぐ近く!
『東京ドーム』です。

オフの日はほぼ野球観戦をしています♪
スポーツはまさに『台本のないドラマ』です。
勝ち負けも大切かもしれませんが、私は特に野球が好きな理由は間、目線、仕草、動作など…相手との細かい駆け引きも醍醐味!だからなんですよねぇ
ちなみに試合前練習のトレーニングを見るのも好きで、参考にしたりしています。

映像だけではなく、実際に『感じる』ことが大切だと思っています。
今月の楽しい東京校
「秋も深まって来たし、綺麗な夢が見たいですね」
「映画もう一回見たいね。」
「芸術の秋ですし、上映会でもします?」
「その作品は私の青春の全てでした」
「O先生!?」
「ビデオカメラ持ってきましたよ」
「素晴らしい…」
★今月の東京校ポイント
【東京校スタッフは夢も現実もきっちり大事にしとる】
※安心・安全に考慮し、人と人が声をかけ合って、個別に撮影しています

編集長後記

ヒラ:どこですか?これ
編集長:仙台駅。
ヒラ:ほう。何故仙台を?
編集長:先日出張で行ってきた。祖父が住んでたから子どもの頃は何度か行ったんだけど、十数年振りに訪れた仙台駅は、僕の記憶の中の仙台駅とすっかり変わっていました。
…って感じだ瞬間、シャッターを押していました。
って、写真。
ヒラ:はあ。
編集長:写真に変えるぞ!もとい!初心に変えるぞ!!ということで、編集編集長後記は今回でお終い!
ヒラ:え?そんな突然…写真の寸評は…
編集長:いらん!未来を見よ、若者!
という訳で、次月号から新コーナー。お楽しみに!!