メッセージ
秋元康先生

夢は君が手を
伸ばした1mm先にある

41年間、この仕事をして来て、わかったことがあります。スターと呼ばれる人たちは、強運の持ち主であるということを・・・。じゃあ、努力してもしょうがないのか?と言うと、それはそれで、別の話になります。運と努力が対になっているんです。ある先輩が仰っていました。『人は、これほどの努力を“運”と呼ぶ』。成功を羨む人たちは、『あの人は運がいいよね』で済ませてしまおうとするけど、それは“見えない努力によってもたらされたもの”なんだということです。どんなダイヤモンドの原石だって、磨かなければ輝きません。偶然、何かの運で輝いたとしても、一時的な光で終わってしまいます。輝き続けるためには、その光をキープするための努力が必要なのです。運はチャンスを呼びますが、継続することはないでしょう。僕は、初めて、仕事をする人に、『ジャンケンは強いですか?』と聞くことがあります。それは、根拠のない自信を持っているか知りたいからです。ジャンケンなんて、必勝法はありません。自分が強いと思っているか、弱いと思っているか、ただの思い込みです。つまり、自分がジャンケンが強いと思い込んでいる人は、何回、負けても、次は勝てるはずだと思います。だから、諦めません。でも、ジャンケンが弱いと思い込んでる人は、数回、負けたら、『やっぱり、ダメだ』と諦めてしまうでしょう。ジャンケンが強いか?運が強いか?才能があるか?成功するか?誰にもわかりません。大切なのは、諦めない気持ちです。 自分は、『できる』と思い込むことです。あなたは、自分が強運の持ち主だと思いますか? 僕は、あなたは強運の持ち主だと思いますよ。だって、今、この文章を読んでいるんですから。何か、できるような気がして来ませんか?

PROFILE

1958年東京生まれ。
高校時代から放送作家として頭角を現し、『ザ・ベストテン』など数々の番組構成を手がける。
83年以降、作詞家として、美空ひばり『川の流れのように』をはじめ、AKB48『恋するフォーチュンクッキー』や『365日の紙飛行機』など数多くのヒット曲を生む。
08年日本作詩大賞、12年日本レコード大賞“作詩賞”、13年アニー賞:長編アニメ部門“音楽賞”を受賞。
TV番組の企画構成、映画の企画・原作(『着信アリ』シリーズほか)、CMやゲームの企画、マンガの原作、新聞・雑誌の連載など、多岐にわたり活躍中。
著書に、小説『象の背中』、『趣味力』ほか多数。
映画『着信アリ』はハリウッドリメイクされ、2008年1月『One Missed Call』としてアメリカで公開。2012年には『象の背中』が韓国JTBCでテレビドラマ化されている。
国民的アイドル「AKB48ループ」と「坂道シリーズ」の総合プロデューサーも務めるほか、最近では、デジタル声優アイドルプロジェクト『22/7』総合プロデューサー、テレビ朝日『ラストアイドル』の企画・原案も担当した。